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板垣哲史の今週の為替戦略(7/1)=ドルは強含みの持ち合いか
- 2019/7/1
- 板垣哲史 本日の$/¥

マーケット・サマリー
G20では、米中貿易協議は決裂という最悪の事態は免れ、先行き予断は許せないが、取りあえず、延長戦にはいった模様で、市場にやや安心感が出てきた。また、予想外に米朝会談が板門店で行われ、特に内容に進展はなかったものの緊張緩和の動きと受け捉えられる。米イラン対立も軍事対立まですぐにならない模様。今週は米国の重要経済指標の発表が控えているが、総じてリスクオンでドル買い株高か。
USD/JPY : ドルは強含みの持ち合いか
取りあえず、最大の山場であったG20で全ての案件がほどほどの結論に至った。日米の貿易問題が本格化するのは参議院選挙後になるが、当面の強い円高要因は先送りされた形となり、夏以降に再燃する懸念はあるが、今週は、ドル堅調か。
200日修正指数移動平均レート (Modified Exponential Moving Average: MEMA) は110.75、90日指数移動平均レートは110.33、55日指数移動平均レート109.89、 21日移動平均レートは108.83、10日移動平均レート108.13です。
直近2週間の実績レンジ 高値108円67銭 / 安値106円78銭 半値107円73銭
今後1週間の予想レンジ 高値109円25銭 / 安値107円25銭
EUR/JPY : ユーロは対円でパラレルな動きか
ユーロは、域内の各国がより自由な経済政策をとるべきとの意見が徐々に強くなり、また対中国との関係が二分化されていることから、国内叙情から見るとやや弱い動きが継続されそうで、米国の経済指標の結果に左右され易い状況にある。
200日修正指数移動平均レート (Modified Exponential Moving Average: MEMA) は127.01、90日指数移動平均レートは125.08、55日指数移動平均レート124.03、21日移動平均レートは122.66、10日移動平均レート122.25です。
直近2週間の実績レンジ 高値123円35銭 / 安値120円94銭 半値122円15銭
今後1週間の予想レンジ 高値124円25銭 / 安値120円50銭
GBP/JPY : ポンドは足踏み状態か
前回から変わらず、新たな次期首相の決選投票がボリス・ジョンソン前外相とジェレミー・ハント外相の2人に絞られた。両者は今後、全国16万人の保守党員による7月末の決選投票で、次期党首が決まる。離脱強硬派のジョンソン議員になる事がほぼ確実視されているが、ハード・ブレグジットとなれば、一時的にしろ、ポンドは下落の方向に向かうことになる可能性が高い。ただ今週も弱いが様子見の展開か。
200日指数移動平均レート (Modified Exponential Moving Average: EMA) は144.57、90日指数移動平均レートは142.55、55日指数移動平均レートは141.36、21日指数移動平均レートは138.73、10日移動平均レート137.21です。
直近2週間の実績レンジ 高値137円79銭 / 安値135円78銭 半値136円78銭
今後1週間の予想レンジ 高値138円50銭 / 安値135円00銭
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