☆今宵もつまみはギリシャ協議、EU首脳会議が始まる
- 2015/6/25
- 佐藤りゅうじブログ

きょうの欧州序盤もギリシャ協議を肴に右往左往となっています。欧州序盤をおさらいすると、まずECBがギリシャ銀行向けのELA上限を2日連続で据え置いたことが伝わると、ユーロ売り先行、さらにギリシャが債券団への修正案の提出期限である、きょうの日本時間18時に間に合わなかったことで、下げ幅拡大。1.1150ドル近辺まで下落しました。
・ギリシャの修正案を承認だが
その後、オーストリアのシェリング財務相が修正案を受け取ったことが明らかになると反発開始。債権団がギリシャの新提案を承諾し、ユーロ圏財務相会合に送付することが発表されると、1.1180ドル近辺から1.1220ドル前後まで急伸。しかし、債券団は合意していないとの話が流れるなど、情報は錯綜、1.1190ドル付近に下落しています。ユーロ圏財務相会合は予定より30分遅れて開催される模様であり、ギリシャの修正案に諸手を挙げて賛成ということでないようです。
・債券市場はいまのところ冷静
ざっと、日本時間の午後5時から8時までの流れを書きましたが、普通なら一日分の市況になりそうです(笑)。値動きが荒いです。情報も錯綜しています。債券相場は、この動きに対して、米10債は利回りが上昇(価格は下落)していますので、リスク回避の動きには至っておりません。冷静なのは、ボンドトレーダーってこでしょうかね。
・どちらかと言えば買い
今夜は、特に注目される経済指標の発表もありませんので、ギリシャ協議の進展次第ということでしょう。EU首脳会議も始まりますしね。いまの情報に対するマーケットの反応は、よい材料には、素直に株買い、ユーロ買いとなっています。また、最近のユーロのレンジは、1.11-1.14台なので、現水準はレンジの下限です。どちからで勝負というなら、途転をする準備があれば、買いから参戦の方の方がいいように思います。もっとも、荒い相場なので、無理に取引する必要はありませんけどね。
それでは、今夜もがんばっていきましょう!