☆ギリシャ支払いできず、ドラクマ復活?

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ギリシャのIMFへの約16億ユーロの返済期限が過ぎた。チプラス首相は、「私の電話は一日中つながる」と述べたようだが、同首相の発言を聞いていると、一体どちらが債務者なのか、わからなくなる。

・ギリシャは延滞国
IMFへの支払いが滞った。すでにIMFの理事会にギリシャ「延滞」の報告はなされている。今後だが、通常なら、2週間後に督促状、そのさらに2週後に債務不履行を宣言。この時点で、ECBや他の債権者もギリシャをデフォルトとみなすことができる。いわゆる「クロス・デフォルト」が始まる。そして、返済期限以前に債務の即時返済を要求できる、クロス・アクセラレーションとなる。なお、クロス・アクセラレーションの発動は、各機関独自の判断になるので、自動的に取り立てが起きるわけではない。また、今回、IMFが民間機関ではないので、格付け会社は、ギリシャをデフォルトとしはしていない。一部では、即時返済要求の話も出ていたが、5日の国民投票までは、即時返済は要求しないだろう。

・ギリシャにとっての幸せは
ユーロ圏に残るか否かは、5日の国民投票次第だが、一つの考え方としては、ユーロを離脱し、ドラクマ(新通貨の名称がドラクマになるかはわからない)を復活させた方が、いいのかもしれない。ドラクマ復活となれば、まずはハイパーインフレとなり、かなり厳しい状況になる。一部の試算では、40%以上も対ドルで安くなるらしい。だが、中長期的には、通貨安は同国の産業にとって大きなアドバンテージとなる。日本の産業が円安で潤っているのと同じ理屈だ。特に観光立国のギリシャなら、なおさらだ。もちろん、ユーロ圏に残るアドバンテージもある。それは、ヒト、モノ、カネが自由に動けることだ。今回のギリシャ不安が、どのような、結果になるのか、まったくわからないが、短期的に非常に苦しい状況を我慢できるのならば、新通貨発行という選択肢、つまりユーロ離脱もあり得るだろう。


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