<雑感>105円割れを試すか

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ドル円が、105円台に突っ込みました。106円を割った際に、多少まとまった投げが出たかと思いますが、総投げという感じではないですね。この下げ方ですが、戻り売りが出てくるでしょう。少なくとも、一度は105円接近がないと終わらないとみています。

さて、今回のこの動きですが、新聞等では「円高」という表現が使われています。クロス円が、円買いとドル売りが交錯する中で、円買いに軍配が上がっているので、間違いではないですが、ドル売り圧力も弱くはありません。ユーロドルは、1月25日の高値1.2537を上抜き、1.2556付近まで上昇していますし、オージードルも、9日に0.7759まで下げた後、反発に転じ0.80が目前に迫っています。決して、円の独歩高ではないので、そのあたりは注意した方がいいでしょう。

日米の金利差が拡大しているのに、なぜ円高に進む?との声も聞かれますが、為替は、金利差だけが決定要因ではありません。金利差が、相場で幅を利かすのは、相場が凪の時です。FX取引をしていればお分かり頂けると思いますが、金利分なんて数ティックで吹っ飛びます。

いま市場は、インフレに注目していますが、インフレ=自国通貨の減価です。同じモノやサービスを受けるのに、以前より札束を多く並べないと受けられないということです。米国のインフレが進む一方で、日本がインフレの進行が遅れるなら、理論的には、ドル安・円高になります。

また、おそらく、次に注目されるであろう、貿易収支をみても、日本は昨年2兆9910億円の貿易黒字です。一方、米国は、7962億ドル(約86兆8千億円)の貿易赤字です。このうち、対日赤字は688億ドルです。以前ほど、多くはないですが、実需のお金は、貿易赤字国から黒字国に流れます。

もっとも、為替相場は、その8割以上が投機玉なので、インフレ率や貿易収支通りには、なりませんが、実需というのは、投機玉と違い買い切りなので、時間は掛かりますが、効いてきます。

このほかにも、投機筋がル買いに偏り過ぎていたことも、いまのドル売りの大きな要因でしょう。

このように考えると、決していまのドル円の下落(ドル安・円高)が不思議という訳では、ありません。個人的には、大きく膨らんだドル円のロングポジションが、投げれば、一度は戻ると思っていますが、そのあとに、年内に102円くらいの円高場面があってもおかしくはないとみています。


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