☆イラン核協議合意間近か、為替への影響は

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イランの核開発問題の解決を目指す欧米など関係6か国とイランの交渉が、いよいよ14日にもまとまりそうだ。前日には、米政府高官から「主要な問題が未解決なままだ」との発言があったが、交渉期限の13日を過ぎ、14日に入っても協議を続けているところをみると、早ければ14日中にも最終合意となりそうだ。イラン核協議の合意は、オバマ政権の外交政策の悲願でもあり、合意自体は間違いないとみる。

・原油価格はうわさで下落
原油価格をみると、最初の交渉期限であった6月30日に合意できなかったことから、30日は上昇したものの、1日以降も協議が続けられたことから、合意は近いとの思惑が広がり、7月7日にNY原油期近は50.58ドルまで下落し、4月10日以来の安値を付けた。その後も50-53ドル台での取引が続いている。実際に合意となれば、「噂で買われて、事実で売られる」の格言ではないが、噂で売られたのだから、ショートカバーから上昇する場面もあるだろう。

・中長期的には弱いか
ただ、核協議が合意すれば、9月ころには、イランが日量50万バレル規模でマーケットに返り咲き、半年後には日量100万バレル前後まで生産が回復するだろう。現在、世界の石油生産は日量9750万バレルと言われており、供給過剰となっている。これにイランが加わることで、原油価格は中長期的には、40ドルを目指すような展開もあろう。低位安定といった状況が続く可能性がある。原油安は、米国にとっては実質的減税効果がある。このため、米国の消費関連の経済指標は、上向く可能性があり、利上げも回数、幅にも影響が出てきそうだ。ただ、原油価格の下落により、CPIが上昇しにくいことから、物価上昇は抑制される。米国にっとは、シェールオイル産業にはダメージだが、悪い状況ではない。

・日・ユーロ圏の量的緩和は長期化か
一方。日本やユーロ圏の産業界にとっては、原油安はコスト低減であり、いい話だ。ただ量的緩和をしている中銀からみると、インフレ目標を達成しにくくなる。結果として、量的緩和が長期化するだろう。通貨にとっては弱材料だ。相対的にドルが上昇しやすくなるとみるとみる。ただ、円について言えば、すでの安値から50%も上昇しており、ここからの上昇は、限られるとみる。

 


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