☆ギリシャ問題は食傷ぎみ、新たな材料の物色を始めたか

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16日は、珍しくドラギ総裁会見で相場が動かなかった。私の記憶には、最近の総裁会見でマーケットが動かない日はない。ドラギ総裁は相場を騒がせてナンボの方かと思っていた。しかし、きのうは違った。

相場を動かしたのは、米経済指標だった。NY連銀製造業景況指数が1.19(予想7.17)、米鉱工業生産-0.6%(予想-0.3%)、これらの米経済指標が事前予想を大きく下回ったことに反応し、ドル売りとなった。

ドラギ総裁会見よりも、米経済指標が相場を動かしたわけだ。もちろん、事前予想が良すぎたせいもあるだろう。寒波の影響で、これまで発表された1-3月の経済指標は悪いものが目立っている。にも関わらず、NY連銀製造業景況指数の事前予想など、こんないい数値を出すのだから・・・と思ってしまう。ただ、ちょっと視点を変えれば、これは市場参加者の視点が、欧州から米国に移ってきたことを示唆しているのかもしれない。

欧州には、ギリシャ問題は存在するが、材料の新鮮度という面から考えれば食傷気味だ。利上げを控えている、米国にマーケットの焦点がより移ってもおかしくない。仮にそうだとするなら、いまマーケットが無視しているもので、今後、関心が集まると怖いのが、欧州の景況感の改善だ。先日も書いたが、ifo独景況感指数が106.7(1月)→106.8(2月)→107.9(3月)となるなど、ドイツを中心に欧州の景況感は改善している。

為替は両国間(または地域)の相対的な力関係で決まる。いまは、米国の弱材料にだけ関心が集まっているが、これが、同時に欧州の強材料もフォーカスされると、ユーロ・ドルは強烈な巻き返しの可能性がある。そんな、危うさを感じる、昨今のマーケットだ。個人的には、まだ、ユーロの戻り売りで考えてはいるが、急反発の芽が出てきたのも確かだ。驟雨が近づいているようだ。

 

※当記事の内容は、執筆者の個人的な意見、見解であり、エイチスクエア株式会社としての見解ではありません。

 


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