☆米雇用統計が迫る、9月利上げのシナリオ強まるか

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7月の米雇用統計が目前に迫ってきた。前哨戦と目されるADP民間雇用は、18.5万人増と、事前予想の21.5万人を下回った。だが、びっくりしたのは、その後発表されたISM非製造業景況指数だ。メインの指数は60.3と2005年8月以来の高水準となり、ドル買いとなった。この報道ばかり先行しているが、同指数には、雇用のサブインデックスがある。なんと、こちらも2005年8月以来の高水準となる59.6まで上昇した。FRBメンバーにとって、心強い数値に映ったのではないだろうか。

・製造業の雇用拡大が焦点か
ISMの調査は、各社の担当役員にアンケート調査を実施して作成されるので、サンプル調査の米雇用統計と違い、修正もないうえ、直近の雇用の実態を映しやすい。米国の非製造業の雇用はかなりいいのだろう。もっとも、米国では非製造業(サービス業)の物価指数は上がっても、製造業の物価が上がらないのが最大の問題ではある。製造業の雇用が状況が上がってくれば、必然的に賃金も上昇する。つまり、あとは製造業の雇用というピースが揃えば、利上げは、すぐにでも実施されるのではないだろうか。

・最低賃金引き上げ
また、いま米国では、最低賃金の引き上げの動きが目立っている。先月22日にも、ニューヨーク州の委員会は、外食チェーンの従業員の最低賃金について、段階的に時給15ドルに引き上げるよう勧告することを決めた。現状は、8.75ドルなので、1.7倍に上昇する。ロスアンゼルスでも、同市の最低賃金を2020年までに段階的に時給15ドルまで引き上げる条例案が可決されている。よって、時間とともに賃金の上昇も起こってくるだろう。

・9月利上げのシナリオには・・・
これらを勘案すると、7月、8月の米雇用統計で非農業部門雇用者が20万人以上増加し、賃金上昇が確認できるような数値が出てくれば、9月利上げの可能性が高まると考えている。FRBが、気にしている物価については、製造業物価はすぐには上昇してこないとみられるが、サービス業の物価が上昇しているうえ、FRBとしても何かあったときに打つ手を持つ意味でも、早めの利上げをしたいだろう。

 


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