甘美なチャートにご注意を、SNB掟破りの介入示唆

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今朝、ロイターをみていると、「スイス中銀、依然為替介入の用意」というニュースが流れていた。またか、と思ったよ。詳しく読むと、スイス国立銀行(SNB)のツアブリュック副総裁が、スイスフラン相場について、「極めて過大評価されている」と指摘し、必要なら為替市場に介入する用意が引き続きあると述べたそうだ。一国の中銀が市場を恫喝するような発言は、いかがなものだろう。以前は、中銀は為替レートや介入等については、発言することを禁止する不文律のようなものがあった。SNBにしても、国際金融の一翼を担う、プライドを感じられた。だが、いまは、そんなことを忘れ、目先の利益を追うためなら、口先介入でも、何でもするようになってしまったようだ。

・甘美なチャートには・・・
スイス中銀(SNB)と言えば、1月15日の対ユーロでの上限撤廃を表明し、ほんの数10分でドル・スイスが約2800ポイント以上値が飛んだ。そして、FX会社もとんでしまったのが、記憶に新しい。前日まで、対ユーロでの上限価格を守るのは中銀の使命と述べ、翌日には「市場にはサプライズが必要」と語った。この変わり身の速さには、閉口する。そんな、SNBだが、ドル・スイスのチャートをみると、とても魅惑的にみえる。終値ベースでは、10日移動平均線にきれにサポートされ、日中に値動きも21日移動平均線が支持している。非常にきれいなチャートだ。これをみると、ついトレードしたくなる。まして、スイス安のトレンドとなれば、SNBが自国通貨売り介入をすれば、さらにフェーバーになる。
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・またもハシゴを外すか
だが、1月15日を忘れてはならない。きのう、介入の準備があると言った口で、「コストがかかりすぎるので、介入をしばらく見合わせる」または、「為替は市場に委ねるべき」などと言って、急に手を引いてくることも考えられる。ようするに、中銀がおもちゃのように通貨を扱い、自分の思い通りにならないと、あかごがオモチャをほっぽりだすように、バンザイをするのだ。こんな国の通貨は、取引してはならない。いくらチャートが魅惑的にみえても、いつハシゴを外されるかわからない。と、自戒の念をこめながら、私も文章を書いている。どうしても、取引をするなら、オプションのコールでもプットでもいいので、買いを立てて、損出を限定して臨むべきだろう。

 


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