緩和催促相場

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先週19日から相場が大きく動きだしている。19日は、「日本売り」の格好となり、ドル円は大きく上昇(円売り)した。予想以上に悪化した昨年10-12月期GDPや日本政府の新型コロナウイルスへの対応のまずさが「日本売り」にとなった。

そして、昨日、ダウ平均株価が1000ドル超の急落となった。新型コロナウイルスの感染者が世界的に急増し、パンデミックへの不安が高まったことから、世界経済への影響を巡る懸念が拡大したことが背景に、「米国売り」となった。もちろん、米債は買われ、10年債利回りは一時1.35%台まで下落した。

ここからだが、短期的には自律反発場面を迎えそうだ。市場は、すでに緩和催促相場となっており、米短期金利先物市場では、6月時点での利下げの確率が70%を超えている。新型コロナウイルスの危機が後退すれば、利下げと相まって株価は再び大きく上昇するだろう。その意味では、今回のような下落場面は、株式市場、ドル円ともに買い場と言っていい。

ただ、気になるのが、21日に発表された2月米サービスPMIだ。同指標だが、49.4と、2013年10月以来の低水準となった。製造業が50を切るのはわかるが、米経済の約3分の2を占めるサービス部門が2016年以来初めて縮小した可能性があるのは衝撃だ。まぁ、米国の経済指標なので、来月、大きく上方修正される可能性もある。

ただ、先日発表されたJOLT求人も予想外の減少となり、1月の米失業率も0.1%だが上昇した。これらの数値だけで、米国の景気がピークアウトしたと判断するのは、稚拙ではあるが、注意しないといけないサインが点灯を始めているのも事実だ。相場が「日本売り」と「米国売り」なれば、米国に分がある。ドル円は110.30-112.40のレンジを形成しながら、緩やかに上値を試す展開となりそうだ。


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