FRB利上げ加速か、Fed Watchで織り込み度を確認

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日本がゴールデンウイーク(GW)中の5月3・4日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されます。

FOMCとは、Federal Open Market Committeeの略で米国の金融政策の決定を行う会合です。通常は年8回開催され、会合では米連邦準備制度理事会(FRB)議長と副議長、理事を合わせた7名、12地区ある連邦準備銀行総裁の5名(このうち1名はNY連銀総裁がFOMCの副議長を務め、残りの4名は持ち回り)の計12名が投票権を持ちます。

なお、今年1月と3月の会合では、米上院銀行委員会での候補者5名(①パウエル議長再任、②ブレイナード理事の副議長昇格、③ラスキン元理事の副議長起用、④経済学者クック氏の理事起用、⑤経済学者ジェファーソン氏の理事起用)の承認採決が遅れているため、計9名の投票となっています。

パウエル米FRB議長は先週21日、5月のFOMCで50ベーシスポイント(bp)の利上げが「検討される」、「適切な場合は政策を厳しくするつもり」などと述べるなど、利上げペースの前倒しを支持する発言をしました。これを受けて、市場ではFRBが急速に金融引き締めを行うとの見方が強まっています。

3月に大方の予想通り0.00%~0.25%から0.25%~0.50%に引き上げられたフェデラル・ファンドレート(FF金利)の誘導目標については、現時点で0.75%~1.00%に引き上げられるとの見方が多く、Fed Watchによると織り込み度は4月25日時点で96.0%となっています。

また、6月開催のFOMCでは1.50%~1.75%(織り込み度84.6%)、7月開催のFOMCでは2.00%~2.25%(織り込み度81.9%)、9月開催のFOMCでは2.25%~2.50%(織り込み度50.2%)です。なお、利上げ予想や織り込み度は、Fed Watchツールで確認できます。

◆「Fed Watch」の見方

Fed Watchとは、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)がFF金利先物の動向に基づいて、米国の政策金利であるFF金利の誘導目標が変更される確率を算出した指標をいいます。また、この情報は、CMEが公開している無料の「Fed Watch Tool(https://www.cmegroup.com/trading/interest-rates/countdown-to-fomc.html)」で確認することができます。

Fed Watch Toolのコンテンツは、Target Rate(目標レート)、Historical(過去データ)、Dot Plot(統計用グラフ)の3つのメニューで構成されています。

Target Rateメニューは、

       Current(現在)

       Compare(比較)

       Probabilities(確率)

Historicalメニューは、

       Historical(過去の予想)

       Downloads(Excelダウンロード)

       Prior Hikes(利上げ確率)

Dot Plotメニューは、

       Chart(チャート)

       Table(表)

のサブメニューでそれぞれ構成されています。

Fed Watch Toolのデフォルト画面は、Target RateのCurrentに設定(図は4月13日時点のもの)されています。なお、FOMC政策金利の予想を知るには、このデフォルト画面だけで完結します。

上部にあるタブが、FOMC政策金利発表日にあたり、一番左側が直近の予定日となっています。上部右側にあるPROBABILITIESは、EASE(利下げ)、NO CHANGE(据え置き)、HIKE(利上げ)の確率を示します。中央にあるCurrent target rate is 25-50が現在の政策金利「0.25~0.50%」を示し棒グラフは予想値に対するその日の織り込み度(利上げ予想100%のうち、0.50~0.75%に利上げする確率が14.0%、0.75~1.00%に利上げする確率が86.0%)となります。また、当日から1カ月前までの織り込み度の変化は下部にある表で確認することができます。

Fed Watch Toolでは、予想確率が70~80%を超えてくると、政策金利を変更する可能性が高いと判断されています。

◆その他のメニュー

Compareでは現在、1日前、1週間前、1ヶ月前の予想をグラフで比較でき、ProbabilitiesではFF金利先物の価格や政策金利の予想・確率を見ることができます。

Historicalでは過去の織り込み度の推移を見ることができ、Downloadsでは確率の履歴をExcel形式でダウンロードすること、Prior Hikesでは金利先物市場が示唆する利上げ確率を確認できます。

ChartではFOMC各メンバーの予想を示したドットプロット、TableではFOMC参加者によるFF金利の長期予測を示した人数を表で確認することができます。

 

類似ツール:米国政策金利モニターツール(https://jp.investing.com/central-banks/fed-rate-monitor

FOMC開催日:https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/fomccalendars.htm

FRBボードメンバー:https://www.federalreserve.gov/aboutthefed/bios/board/default.htm


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