NZは6会合連続での利上げ予想
- 2022/7/12
- 経済データBOX

日本時間13日にニュージーランド準備銀行(RBNZ、中央銀行)は金融政策委員会(MPC)を開催し、11時に政策金利が発表されます。大方の予想では、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレート(OCR)を現行の2.00%から0.50%引き上げ、2.50%と6会合連続で利上げを行うことが見込まれています。
5月のMPCでは、政策金利を1.50%から2.00%を引き上げ、5会合連続の利上げを決定しました。NZ中銀は声明で、「CPI上昇率が目標レンジ内に収まると確信できる水準まで利上げを続ける」とし、追加利上げを示唆しています。
NZの2022年第2四半期消費者物価指数は18日に発表されます。現時点での大方の予想は、前月比2.0%上昇、前年比7.1%上昇と、前年比ベースでは1990年第2四半期に記録した7.6%上昇以来、最大の伸び幅になることが見込まれています。
なお、前回の会合では四半期に一度の政策金利見通しが公表され、2月時点から政策金利のピーク水準が前倒しされました。なお、政策金利は23年9月に3.95%へ上昇したあと、24年6月に3.89%、24年12月に3.74%、25年6月に3.51%へ下がるとの見通しが示されています。
◆ニュージーランド政策金利とは
ニュージーランド準備銀行が年7回(6~7週ごと)開催する金融政策委員会で決定する政策金利です。政策金利の対象は、市中銀行の翌日物金利であるオフィシャル・キャッシュレート(Official Cash Rate)になります。
発表元:https://www.rbnz.govt.nz/
リリース日:https://www.rbnz.govt.nz/events