カナダ中銀、FRBに追随して75bpの利上げか
- 2022/7/13
- 経済データBOX

日本時間13日23時にカナダの政策金利が発表されます。大方の予想は、現行の1.50%から2.25%に引き上げ、4会合連続での利上げが見込まれています。
先月22日に発表された5月のカナダ消費者物価指数は、前年比7.7%上昇と1983年1月以来、約40年ぶりの水準に上昇しました。また、カナダ中央銀行(BOC)がコアインフレ指標として注目しているCPIトリムなどはインフレ目標(1~3%)をそれぞれ超えているため、米連邦準備制度理事会(FRB)に追随して75ベーシスポイント(bp)の利上げがコンセンサスとなっています。
また、今回は金融政策報告書も公表されます。迅速な金融引き締めによる景気への悪影響をBOCがどの様に見積もっているのか注目されます。
なお、量的引き締めについては、国債の約4割が今後2年以内に満期を迎えるため、中銀のバランスシートは比較的早く縮小する可能性が指摘されています。
◆カナダ政策金利とは
カナダ銀行が年8回開催する金融政策会合で決定する政策金利です。政策金利の対象は、翌日物金利になります。なお、1月、4月、7月、10月には金融政策報告書が同時に発表されます。
発表元:https://www.bankofcanada.ca/
リリース日:https://www.bankofcanada.ca/core-functions/monetary-policy/key-interest-rate/