RBA理事会、ブロック新総裁による初の会合

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日本時間3日12時30分にオーストラリアの政策金利が発表されます。大方の予想では、現行の4.10%に据え置くとの見通しとなっています。

前回の会合(9月5日)では、7月と8月の会合に続いて、3会合連続での政策金利の据え置きが決定されました。市場予想通りの結果だったことで、発表直後の反応は限定的でした。

声明文では、「インフレはピークアウトしており、7月の消費者物価指数の伸び率は一段と鈍化した」、「個人消費は弱く、住宅投資も低迷している」、「労働市場のひっ迫は若干緩和した」などと足元の経済指標が利上げを見送った根拠になっています。ただ、「インフレ率の水準は依然高すぎであり、しばらくはこの状態が続く」などと追加利上げに含みを持たせた方針は維持しています。

先月27日に発表された8月の豪月次消費者物価指数(CPI)は、前年比5.2%上昇と前月(4.9%上昇)から伸びが加速しまいた。ただ、市場予想通りの結果となったことで、追加利上げ観測は強まっていません。今後発表される雇用統計や第3四半期インフレ指標の結果を見極めたいとする向きが多いようです。

なお、今会合はブロックRBA新総裁による初の会合となります。声明文で、ブロック新総裁がどの程度、自身の色を出してくるか注目されています。

◆RBA理事会とは

オーストラリア準備銀行(RBA)は、原則として毎月第1火曜日に開催する金融政策理事会で政策金利を含む金融政策を決定します。なお、1月は夏休み期間のため、理事会の開催がなく、年11回の発表となります。

政策金利として採用されているのは、銀行間取引の翌日物貸出金利であるオフィシャル・キャッシュ・レート(OCR)の誘導目標になります。

RBAの「金融政策」の目的は、法律で、①通貨価値の安定、②最大雇用の維持、③経済的繁栄と厚生の促進と定められています。また、インフレの抑制を「金融政策」の一義的な中期目標と位置づけ、消費者物価の上昇率を年2~3%で安定させることとしています。

発表元:https://www.rba.gov.au/
リリース日:https://www.rba.gov.au/schedules-events/calendar-2023.html


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