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板垣哲史の今週の為替戦略=英国離脱関連で円買われ易し
- 2017/1/16
- 板垣哲史 本日の$/¥

マーケット・サマリー
先週から引き続き英国の離脱プロセス問題で市場に揺さぶりがかかっている。メイ首相は、EU離脱に関する演説で詳細を発表。19日は欧州中央銀行(ECB)は定例理事会。ダボス会議に習近平が初出席。週末の26時にはトランプ新大統領の就任演説が控えており、それまでは英国の動向が要注意である。 今週は全般にドル上げの勢いはなさそうだ。
USD/JPY : 英国離脱関連で円買われ易し
米国経済指標は年初からすこぶる好調な数値を示しているが、ポンドに対する不安などで、ムードが円安からやや円高気味の動きが主流となってきた。大統領就任演説の20日までは円高気味の方向感の薄いそばが続きそうだ。
200日修正指数移動平均レート (Ajust Exponential Moving Average: MEMA) は110.73、90日指数移動平均レートは109.77、55日指数移動平均レート110.51, 21日移動平均レートは114.38となっている。
直近2週間の実績レンジ 高値118円59銭 / 安値113円75銭 半値116円18銭
今後1週間の予想レンジ 高値118円00銭 / 安値113円00銭
EUR/JPY : ユーロは円に対して弱含みか
ユーロはこのところの経済指標はまちまちな結果であるが、相場は米国のトランプ発言や米国連銀の要人の発言で上下にゆさぶられているが、英国の離脱プロセス論議のあおりで円に対してはやや弱含みか。
200日修正指数移動平均レート (Ajust Exponential Moving Average: MEMA) は123.28、90日指数移動平均レートは119.25、55日指数移動平均レート118.57, 21日移動平均レートは120.59。
直近2週間の実績レンジ 高値123円31銭 / 安値120円90銭 半値122円11銭
今後1週間の予想レンジ 高値123円25銭 / 安値119円25銭
GBP/JPY : ポンドは離脱交渉難航説でまだ売られるか
英国のメイ首相が欧州連合(EU)離脱に向けたプロセス詳細を発表する予定となっているが、イギリス経済の先行きに対する懸念が再燃したことで、ポンドが弱含みとなっている。ポンドは今後も些細なニュースで売られやすいので要注意である。
200日指数移動平均レート (Exponential Moving Average: EMA) は152.95、90日指数移動平均レートは142.62、55日指数移動平均レートは139.70、21日指数移動平均レートは141.23です。
直近2週間の実績レンジ 高値145円37銭 / 安値136円73銭 半値141円05銭
今後1週間の予想レンジ 高値142円75銭 / 安値134円75銭
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