- Home
- 板垣哲史 本日の$/¥
- 板垣哲史の今週の為替戦略=円安の動きやや修正か
板垣哲史の今週の為替戦略=円安の動きやや修正か
- 2017/7/24
- 板垣哲史 本日の$/¥

マーケット・サマリー
米国の政局の不安から、予想外にリスクオフの働きから、円高が進行し始めた。経済的理由ではないことから、トランプ大統領が何らかの、逆襲に成功すれば、たちどころに円安に戻る可能性も捨てきれないが、円高トレンドを象徴するデッドクルスを50ポイント切ってきていることから確率的には110円20銭までのさらなる円高の進行が懸念される。
USD/JPY : 円安の動きやや修正か
ファンダメンタルの分析では円安だったが、円高移行へのチャートポイントである112円40銭を切ったことで、その一つの原因である米国の政局に対する不安感がさらなる円高への引き金を引きはじめる要因となっている。
200日修正指数移動平均レート (Ajust Exponential Moving Average: MEMA) は111.42、90日指数移動平均レートは111.46、55日指数移動平均レート111.79, 21日移動平均レートは112.04、10日移動平均レート112.21です。
直近2週間の実績レンジ 高値114円49銭 / 安値110円75銭 半値112円62銭
今後1週間の予想レンジ 高値113円00銭 / 安値109円00銭
EUR/JPY : ユーロも円も上昇でパラレルか
ユーロは、緩和規模縮小への思惑が買いの要因となっているが、米国の政局の先行き懸念からリスクオフの円買いの勢いが増していることから、ややシーソーゲームとなりそうだ。
200日修正指数移動平均レート (Ajust Exponential Moving Average: MEMA) は123.27、90日指数移動平均レートは122.83、55日指数移動平均レート124.11、21日移動平均レートは127.03、10日移動平均レート128.69です。
直近2週間の実績レンジ 高値130円76銭 / 安値128円57銭 半値129円67銭
今後1週間の予想レンジ 高値130円00銭 / 安値125円00銭
GBP/JPY: ポンドは強弱の要素が混在
欧州連合(EU)離脱交渉の進展と年内利上げに期待する買いがあるが、同時にその双方とも失望の売りに代わる可能性も高いので、米国の政局不安要素が混じって、先が読みづらい。
200日指数移動平均レート (Exponential Moving Average: EMA) は147.87、90日指数移動平均レートは142.69、55日指数移動平均レートは142.86、21日指数移動平均レートは144.50、10日移動平均レート145.43です。
直近2週間の実績レンジ 高値147円75銭 / 安値144円38銭 半値146円06銭
今後1週間の予想レンジ 高値147円00銭 / 安値143円00銭
記載内容は、(株)日本トーマスモアコンサルティング社が独自に作成したもので無断転載は禁ぜられています。
記載内容は投資判断の参考となる情報の提供を目的として作成されたもので、投資誘導を目的としたものではございません。通貨の選択、投資時期の最終決定は御自身の判断でなさるようにお願いたします。また、このレポートに関する解説者本人へのお問い合わせはお受け致しかねますのでご了承下さい。