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板垣哲史の今週の為替戦略(10/23)=ドルは一旦ピークアウトするか
- 2017/10/23
- 板垣哲史 本日の$/¥

マーケット・サマリー
米国経済の状況は総じて良好であり、12月には再利上げの可能性が極めて高く、その対応に向けてドルは強含みの展開が予想されるが、北朝鮮の動きには警戒を怠ってはならない。
日本の総選挙は与党の圧勝に終わったことで、アベノミクスの続行も株高円安の傾向を維持しそうだ。今週は、欧州中央銀行(ECB)の定例理事会、税制改革などのトランプ経済政策や次期FRB議長の行方、米国の7-9月期の国内総生産(GDP)の発表があるが、数値は2.5%前後と前期に比して低下するも次期には大幅な上昇が期待される。
USD/JPY :ドルは一旦ピークアウトするか
日本の政局は安定。日銀の金融緩和政策も継続する可能性が高く、日米金利差の拡大でドルが底上げ。米税制改革の年内成立への期待感や日米の金利差拡大を意識したドル買い・円売り基調は継続。懸念は北朝鮮。
200日修正指数移動平均レート (Ajust Exponential Moving Average: MEMA) は111.30、90日指数移動平均レートは111.20、55日指数移動平均レート111.28, 21日移動平均レートは111.54、10日移動平均レート112.08です。
直近2週間の実績レンジ 高値113円43銭 / 安値111円67銭 半値112円55銭
今後1週間の予想レンジ 高値115円00銭 / 安値112円50銭
EUR/JPY : ユーロ反騰の兆し
ユーロは政局不安が続発していることで、若干頭が押さえられているが、ECBは10月の理事会で、2018年の緩和計画を協議、発表する計画があり、緩和策の縮小計画が発表されると見られていることから、ユーロ買いが基本の流れであるようだ。
200日修正指数移動平均レート (Ajust Exponential Moving Average: MEMA) は125.56、90日指数移動平均レートは127.29、55日指数移動平均レート129.36、21日移動平均レートは132.02、10日移動平均レート132.77です。
直近2週間の実績レンジ 高値134円12銭 / 安値131円64銭 半値132円88銭
今後1週間の予想レンジ 高値135円00銭 / 安値132円00銭
GBP/JPY : ポンドは小じっかりとした流れか
英国の9月財政赤字は59億ポンドと、税収増によって前年同月(66億ポンド)から赤字幅が縮小したことと円安基調を追い風に、ポンド円は当面、151円60銭付近を目指して底堅く推移する展開が予想されるが、ユーロ離脱問題の爆弾を抱えている。
200日指数移動平均レート (Exponential Moving Average: EMA) は147.42、90日指数移動平均レートは144.58、55日指数移動平均レートは145.53、21日指数移動平均レートは147.72、10日移動平均レート148.80です。
直近2週間の実績レンジ 高値150円47銭 / 安値146円90銭 半値148円69銭
今後1週間の予想レンジ 高値151円50銭 / 安値146円50銭
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