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板垣哲史の今週の為替戦略(7/2)=ドル円はどこまで買われるか
- 2018/7/2
- 板垣哲史 本日の$/¥

マーケット・サマリー
今週も対米貿易問題の行方に注目が集まる。トランプ政権は中国製品に対する関税を6日から発動する計画であるほか、カナダも対米報復関税を発動する予定で、貿易摩擦懸念が深刻化する可能性も極めて対価状況が続きそうだ。
一方、年内の米国の利上げペースを探るためのヒントとなる雇用統計、前回6月連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表に注目が集まる。全米の製造業動向を占すISM製造業指数や消費が滞る兆しが見られる中、ISM製造業にも注目。
USD/JPY : ドル円はどこまで買われるか
前週と変わらず、米中貿易摩擦の激化を警戒した円買いが強まりやすい地合いとなっている。米国の政策に修正が与えられる可能性はあるが、今週も重大な政策変更の兆しは見えにくそうだ。だが本来的には円安になるべき局面であるはずなのだが。
200日修正指数移動平均レート (Ajust Exponential Moving Average: MEMA) は110.32、90日指数移動平均レートは109.63、55日指数移動平均レート109.39, 21日移動平均レートは109.80、10日移動平均レート110.21です。
直近2週間の実績レンジ 高値111円06銭 / 安値109円36銭 半値110円20銭
今後1週間の予想レンジ 高値111円80銭 / 安値109円30銭
EUR/JPY : ユーロは当面の底値を見たか
欧州連合(EU)首脳会議が難民・移民問題への対応策でほぼ合意し、欧州の政治的な問題で紛糾が長引くリスクが後退したことで欧州通貨が堅調な動きとなった。取りあえず、当面の底は着けたとみてよいだろう。
200日修正指数移動平均レート (Ajust Exponential Moving Average: MEMA) は129.10、90日指数移動平均レートは130.58、55日指数移動平均レート130.51、21日移動平均レートは129.16、10日移動平均レート128.42です。
直近2週間の実績レンジ 高値129円50銭 / 安値126円97銭 半値128円24銭
今後1週間の予想レンジ 高値130円80銭 / 安値126円80銭
GBP/JPY : ポンドは買いの流れに変わるか
1-3月期の実質GDP(確報値)が前期比0.2%増へ上方修正されるなど堅調な経済指標がでそろってきたことで、再び8月には利上げの可能性が出てきたと市場は見始めた。根底的な離脱問題の行方は不透明だが、ややポンドの巻き返しが期待される。
200日指数移動平均レート (Exponential Moving Average: EMA) は148.61、90日指数移動平均レートは148.32、55日指数移動平均レートは148.24、21日指数移動平均レートは146.87、10日移動平均レート146.02です。
直近2週間の実績レンジ 高値146円49銭 / 安値144円38銭 半値145円44銭
今後1週間の予想レンジ 高値147円50銭 / 安値143円50銭
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