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板垣哲史の今週の為替戦略(4/22)=ドルはレンジで高値キープか
- 2019/4/22
- 板垣哲史 本日の$/¥

マーケット・サマリー
今週の初日は、イースターマンデーで米国カナダ以外のオセアニア・欧州・英国は引き続き休場のため、スローなスタートが予想される。政治的には、日米貿易問題に焦点が当たる。今週に再度日米貿易交渉、26日から日米首脳会談が予定されているが、為替操作に関しては、ここ数年日銀は介入操作から遠ざかっていることもあり、関税の引き下げもTPPレベルで決着が図れそうだ。米中貿易問題も米国が過激にやると返り血を浴びる危険があり、時間をかけた交渉となる模様。
USD/JPY : ドルはレンジで高値キープか
大型連休の前週になるが、先週末のIMMのポジションをみるとドル買い、円売りが若干増加気味であることから、ドル円は現在のレベル前後のレンジ相場になりそうだ。ただ、例年五月初旬は薄商いの中、北朝鮮、中東に異変が起きると円高に動くので、要注意。
200日修正指数移動平均レート (Modified Exponential Moving Average: MEMA) は111.08、90日指数移動平均レートは111.10、55日指数移動平均レート11113、 21日移動平均レートは111.28、10日移動平均レート111.60です。
直近2週間の実績レンジ 高値112円16銭 / 安値110円84銭 半値111円50銭
今後1週間の予想レンジ 高値112円50銭 / 安値111円00銭
EUR/JPY : ユーロは対円ではパラレルな動きか
米欧貿易問題が具体化してくる流れがあることから、ユーロはドルに対してはやや弱い動きになりそうだ。週末の28日には、スペインの総選挙が控えており、動向に注目。フランスはノートルダム寺院再建寄付が大企業から多額に集まったことへの反発で、デモの過激化が懸念される。
200日修正指数移動平均レート (Modified Exponential Moving Average: MEMA) は127.82、90日指数移動平均レートは126.91、55日指数移動平均レート126.16、21日移動平均レートは125.59、10日移動平均レート125.70です。
直近2週間の実績レンジ 高値126円81銭 / 安値124円77銭 半値125円79銭
今後1週間の予想レンジ 高値127円50銭 / 安値124円50銭
GBP/JPY : ポンドは不安定な動きか
前回のコメントと変わらず、ブレグジットの期限が延長されたことで、当面の激しい動きは一段落しそうだが、無事にソフト・ブレグジットの可能性は厳しいことから、単純にポンド買いの動きとはならず、買の投機の動きを除いて常識的に短期売、依然としてロング・ポジションをキープできる状況にないようだ。
200日指数移動平均レート (Modified Exponential Moving Average: EMA) は146.10、90日指数移動平均レートは144.95、55日指数移動平均レートは144.80、21日指数移動平均レートは145.51、10日移動平均レート145.79です。
直近2週間の実績レンジ 高値147円01銭 / 安値144円92銭 半値145円97銭
今後1週間の予想レンジ 高値147円75銭 / 安値144円25銭
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