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板垣哲史の今週の為替戦略(8/13)=円高圧力の方向が明確
- 2019/8/13
- 板垣哲史 本日の$/¥

マーケット・サマリー
前回から引き続き、米中貿易問題、日米貿易交渉、アルゼンチンも債務危機など、さらに深刻さを増していることから、リスク回避の円高、世界的株安の勢いが止まらない。8月はネガティブな材料がひしめいていることから、さらなる円高、株安の流れに警戒が必要だ。
USD/JPY : 円高圧力の方向が明確
日米の貿易問題が本格化する流れとなっていることから、円高の圧力が増す場合がありそうだが、それよりも米中の貿易問題の深刻さゆえの円高の進行に懸念の声が高い。
200日修正指数移動平均レート (Modified Exponential Moving Average: MEMA) は110.22、90日指数移動平均レートは109.51、55日指数移動平均レート108.85、 21日移動平均レートは107.61、10日移動平均レート106.88です。
直近2週間の実績レンジ 高値109円32銭 / 安値105円05銭 半値107円18銭
今後1週間の予想レンジ 高値107円25銭 / 安値104円75銭
EUR/JPY : ユーロは対円で弱い動き続行か
米欧の貿易問題が具体性をおびてきていることから、ユーロ安のムードが高まりつつある。当面ユーロの下げに警戒を要する状況が続きそうだ。
200日修正指数移動平均レート (Modified Exponential Moving Average: MEMA) は125.71、90日指数移動平均レートは123.66、55日指数移動平均レート122.42、21日移動平均レートは120.58、10日移動平均レート119.55です。
直近2週間の実績レンジ 高値121円38銭 / 安値117円51銭 半値119円45銭
今後1週間の予想レンジ 高値120円75銭 / 安値116円75銭
GBP/JPY : ポンドはじり安傾向継続か
英国のEUとの交渉の期限が近付くにつれ、ジョンソン首相の手腕が問われるが、、ハード・ブレグジットが現実となる可能性が高まってきている状況に変わりはない。ポンドは一時的にしろ、さらに下落の方向に向かうことになる可能性が高い。
200日指数移動平均レート (Modified Exponential Moving Average: EMA) は142.32、90日指数移動平均レートは139.59、55日指数移動平均レートは137.52、21日指数移動平均レートは133.28、10日移動平均レート130.70です。
直近2週間の実績レンジ 高値133円07銭 / 安値126円54銭 半値129円81銭
今後1週間の予想レンジ 高値132円75銭 / 安値126円25銭
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