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板垣哲史の今週の為替戦略(7/6)=しばらくはレンジの動きか
- 2020/7/6
- 板垣哲史 本日の$/¥

マーケット・サマリー
先週と変わらず、コロナウィルスの感染が、米国、ブラジル、ロシア、インドなどで拡大が止まらない状況が続いている中で、米国の未曽有の金融緩和政策、財政出動による投資意欲が、株式市場の予想以上の戻り相場となっており、戻り高値近辺をほぼキープしている。ドル資金の大量投入は、理論的にドル安傾向を招くこととなるが、他国も同じ政策を実行していることから、局面局面での攻防が続きそうだ。
USD/JPY: しばらくはレンジの動きか
感染者数が、再び増加してきたが、若者の感染者が多くなり、重症者が減少していることから、沈静化する傾向も見えてきた。第二次感染となっても、経済に対する影響は、かなり軽減されてきそうだ。
200日修正指数移動平均レート (Modified Exponential Moving Average: MEMA) は108.71、90日指数移動平均レートは108.12、55日指数移動平均レート107.85、 21日移動平均レートは107.54、10日移動平均レート107.44です。
直近2週間の実績レンジ 高値108円17銭 / 安値107円03銭 半値107円60銭
今後1週間の予想レンジ 高値108円50銭 / 安値107円00銭
EUR/JPY: 復興基金の合意が取れず、揺れ動く展開継続か
先週から大きくは変わらず、EU各国のコロナ経済再生のための復興基金予定90兆円はEU参加国全体の合意が得られないが7月中旬に合意ができるまで、ユーロは引き続き、揺れ動く展開が予想される。
200日修正指数移動平均レート (Modified Exponential Moving Average: MEMA) は121.31、90日指数移動平均レートは119.69、55日指数移動平均レート119.42、21日移動平均レートは119.80、10日移動平均レート120.66です。
直近2週間の実績レンジ 高値121円49銭 / 安値119円15銭 半値120円32銭
今後1週間の予想レンジ 高値122円50銭 / 安値118円50銭
GBP/JPY: ポンドは揺れ動く相場展開か
英国がEUの単一市場と関税同盟に残る移行期間は12月31日に終了する予定で、それまでに自由貿易協定(FTA)を締結する必要があるが、決裂する可能性もあり、再度合意なき離脱懸念も出ていることから、今週も不安定な相場展開か。
200日指数移動平均レート (Modified Exponential Moving Average: EMA) は138.20、90日指数移動平均レートは135.96、55日指数移動平均レートは134.94、21日指数移動平均レートは133.91、10日移動平均レート133.84です。
直近2週間の実績レンジ 高値134円70銭 / 安値131円93銭 半値133円32銭
今後1週間の予想レンジ 高値136円50銭 / 安値130円50銭
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