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板垣哲史の今週の為替戦略(1/12)=ドル円はレンジの動きだか、円安に警戒か
- 2021/1/12
- 板垣哲史 本日の$/¥

マーケット・サマリー
トランプ政権下で、9000億ドルに及ぶ米国議会で可決された追加経済支援策の内容が、その中身に賛否両論あるが、トランプ氏が国民に配られる金額が2000ドルに増額する修正が承認されたことにより、株価はしばらく強気の相場が続きそうで、下値のレベルは高そうだ。しかしながら、メジャーの新聞、テレビでは、トランプ氏の弾劾決議が報道される一方、ネットでは、トランプ氏の最後の賭けとして、外国勢力の不正選挙による介入の事実に対して、「反乱法」の発出による逮捕劇が始まるといううわさも強いが相場に与える影響は未知数である。
USD/JPY: ドル円はレンジの動きだか、円安に警戒か
前週から久々に円安の流れが、強くなってきた。原因は1月20日に向けて、新バイデン政権に移行する前に、一波乱ありそうな情勢から、非常時のドル買いが起こりつつあるような気配が感じられる。
200日修正指数移動平均レート (Modified Exponential Moving Average: MEMA) は106.88、90日指数移動平均レートは105.44、55日指数移動平均レート104.72、 21日移動平均レートは103.97、10日移動平均レート103.66です。
直近2週間の実績レンジ
高値104円40銭 / 安値102円59銭 半値103円51銭 (前週103円51銭)
今後1週間の予想レンジ
高値105円05銭 / 安値103円25銭
EUR/JPY: ユーロはレンジ内の動きか
ウィルスの拡大傾向に歯止めがかからない中、経済状況は厳しさを増しているが、米国との比較では、まだましという流れもあり、若干下押しのリスクは残るが、結局はレンジ内にとどまりそうだ。
200日修正指数移動平均レート (Modified Exponential Moving Average: MEMA) は123.02、90日指数移動平均レートは123.75、55日指数移動平均レート124.64、21日移動平均レートは125.69、10日移動平均レート126.47です。
直近2週間の実績レンジ
高値127円50銭 / 安値125円87銭 半値126円69銭 (前週126円18銭)
今後1週間の予想レンジ
高値127円50銭 / 安値125円00銭
今後1週間の予想レンジ
GBP/JPY: ポンドは揺れ動く展開か
EUとの離脱交渉が成立したことで、大幅に下落するリスクは避けられたが、コロナの感染状況は深刻さを増しており、ワクチン接種の効果も今しばらく時間が掛かりそうなことから、ポンドは一旦上昇するも、再び、下げる可能性が高い。
200日指数移動平均レート (Modified Exponential Moving Average: EMA) は138.13、90日指数移動平均レートは137.77、55日指数移動平均レートは138.27、21日指数移動平均レートは139.32、10日移動平均レート140.23です。
直近2週間の実績レンジ
高値141円38銭 / 安値139円50銭 半値140円44銭 (前週139円09銭)
今後1週間の予想レンジ
高値141円50銭 / 安値137円50銭
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記載内容は投資判断の参考となる情報の提供を目的として作成されたもので、投資誘導を目的としたものではございません。通貨の選択、投資時期の最終決定は御自身の判断でなさるようにお願いたします。また、このレポートに関する解説者本人へのお問い合わせはお受け致しかねますのでご了承下さい。