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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=118.60(3月17日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=118.60(3月17日)
- 2022/3/17
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:118円60銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:118円45銭-119円25銭(ドルレンジ)
前日のUSD/JPY実績レンジ:118円17銭-119円04銭-118円90銭(16日 close)
米国市場に入り、前半は、FOMCの発表27:00を控え欧米株価もドルも底堅い展開となっている。露ウの4回目の停戦交渉で、ロシア大統領府は、ウクライナが独自軍持つ中立国となることが、妥協点となる可能性を示唆した。欧米の株価は上昇でスタートしたが、露ウの決着までは予断を許せない状況に変わりはない。米2月小売売上高は前月比+0.3%、米2月輸入物価指数は前月比+1.4%とともに予想を下回り、インフレピークアウトの兆候が見られ、米株は上昇をキープ。ドルもユーロも底堅い動き。未明、FRBは、予想通り政策金利(ドFF金利の誘導目標)を0.25ポイント引き上げ、0.25-0.50%に決定した。
米国債利回りは織り込み済みの反応。しかし需要が過熱して物価上昇したのではなく、コロナ禍や紛争が供給不足を招いた結果の上昇であるなら利上げ、引き締めのやりすぎはリセッションを懸念される。今後のFRBのかじ取りを注視。
本日未明期限を迎えるロシアのドル建て債(一億1700万ドル)の利払いは制裁中で、返済は不可能の為、30日間の支払い猶予期間終了後(四月15日)にデフォル(債務不履行)認定日となる。
オミクロンの感染状況と特効薬開発状況、ウクライナ紛争。逐次発表される米経済指標の結果次第という複雑な要素の中で、金融市場が上下に揺れる状況に引き続き警戒。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、118円88銭でドルの買い持ちは53%と0% up。 EUR/JPYは130円95銭時点でユーロの買い持ちは49%と1% up。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回わって終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。
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