TSR：136円20銭
本日のUSD/JPY予想レンジ：135円40銭-136円60銭(ドルレンジ)
前日のUSD/JPY実績レンジ：136円71銭-135円68銭-136円23銭(22日）

海外市場では、米10年債の利回りが低下するとともにドル円は136円70銭から5円台へ反落した。と同時にダウも前日の大幅の上げから小幅の下げに転じた。トレンドはまだ上げを見ているようだ。

FRBのパウエル議長は、上院銀行委員会でインフレ目標を2%に引き下げることを強く公約し、FRBの利上げ継続方針は変えず、米経済は非常に強く、金融引き締めに耐え得るとの見解を表明し、市場が利上げ軌道を適切に織り込んでいけると答えた。この発言後、ドルは底堅くなり、米長期金利も若干利回りも戻った。

FRBは6月のFOMCで0.75%の利上げを実施後、7月も同水準の利上げ、9月、11月にそれぞれ0.5%の利上げを実施し、年末までに政策金利であるFF金利誘導目標を3%-3.5%にする政策に変化なし。

中国の厳しいゼロコロナ政策による世界景気回復の遅れや、暗号資産市場の急落による追加証拠金の必要性など世界不安リスク要因には引き続き警戒。

個人投資家のUSD/JPYのポジションは、136円02銭でドルの買い持ちは65%と1%down。EUR/JPYは143円78銭時点でユーロの買い持ちは65%と2%up。

※注　TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回れば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。