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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=135.30(7月4日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=135.30(7月4日)
- 2022/7/4
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:135円30銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:135円00銭-136円00銭(ドルレンジ)
前日のUSD/JPY実績レンジ:135円99銭-134円74銭-135円25銭(01日)
・本日米国市場は、独立記念日の祭日で市場は休業。
NY市場では、総じて発表された米国の経済指標が、思わしくない結果であったことで、米債券利回りが低下。ダウ平均が一時100ドル強の下落も引けは300ドル強の上昇。ドルも対円一時135円割れと弱含みに推移したが135円台回復、ユーロなど他通貨に対してはリスクオフのドル優勢。
※米経済指標結果(01日)
・米6月製造業PMI改定値52.7 (予想:52.4、速報値:52.4)上振れ
・米6月ISM製造業景況指数53.0 (予想:54.5、5月:56.1)下振れ
(重要項目である新規受注は2020年5月来初めて、50を割り込む)
・米5月建設支出-0.1% (前月比予想:+0.4%、4月:+0.2%)大幅下振れ
・米アトランタ連銀の米4-6月期GDP予測-2%とQ1からさらに悪化か
FRBは6月のFOMCで0.75%の利上げを実施後、7月も同水準の利上げ、9月、11月にそれぞれ0.5%の利上げを実施し、年末までに政策金利であるFF金利誘導目標を3%-3.5%にする政策に今のところ変更はない。締め過ぎで景気後退の恐れも厭わない姿勢のようだ。
連邦公開市場委員会(FOMC)は、日本の金融政策決定会合に相当し、連邦準備理事会(FRB)が定期的に開く会合で、FFレートの誘導目標など公開市場操作の方針を決定するが、FOMCでは共和党指名の理事が多数を占め、11月の中間選挙で苦戦が予想される民主党を一層不利を招きかねない。リセッションの可能性高くとも、より金利連続上げでインフレ抑制を優先する気配。
中国の厳しいゼロコロナ政策による世界景気回復に水を差す恐れも強い。コロナ禍、ウクライナ紛争の終結の目途立たず、不安要因。また、暗号資産市場の急落後低迷による追加証拠金の必要性など世界経済の不安リスク要因になることから、引き続き懸念材料。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、135円26銭でドルの買い持ちは64%と2%down。EUR/JPYは141円02銭時点でユーロの買い持ちは63%と2%down。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回れば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。