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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=133.60(8月1日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=133.60(8月1日)
- 2022/8/1
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:133円60銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:132円90銭-133円90銭(ドルレンジ)
前日のUSD/JPY実績レンジ:134円67銭-132円75銭-133円22銭(29日)
相場の変動に与える影響は、ウクライナの情勢変化、コロナの世界的感染状況の変化、米国経済指標の予想比対結果の数値、インフレ率の変動、これらによって、為替、金利、ダウの上下の変動が影響を与える状況が続いている。現在の時点までは、上げよりも下げに警戒が強い状況が続いているようだ。
※7月29日(金)主たる米経済指標の結果
・米6月個人所得 前月比+0.6%(予想:+0.5%、5月:+0.5%)
・米6月個人消費支出(PCE) 前月比+1.1%(予想:+0.9%、5月:+0.2%)
・米6月コアPCE価格指数 前年比:+4.8%(予想:+4.7%、5月:+4.7%)
予想を上回ったインフレ指標を受け米国債相場も反落。10年債利回りは2.7%強まで上昇した。
・米4-6月期雇用コスト指数 前期比+1.3%(予想:+1.2%、1-3月期:+1.4%)
・米7月シカゴ購買部協会景気指数 52.1(予想:55.0、6月:56.0)
予想を下回り、6月:56.0から低下。経済封鎖直後の20年6月以来で最低。ドル買い後退。
・米7月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値 51.5(予想:51.1、速報値:51.1)
7月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)は予想を下回った半面、7月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、確報値)は予想を上回るなど強弱入り混じる内容だった。
強い米インフレ指標を受けて改めて米利上げ期待が高まると米中長期金利の上昇とともにドルが一転全面高となり、一時134.59円付近まで値を上げた。ただ、朝方の高値134.68円には届かず一巡後は米10年債利回りが一転低下に転じたため戻り売りが優勢に。一時利食いのドル売りで132.75円台まで売られたが引けにかけて133円台へ復帰。ダウ平均はじりじりと上げ、315ドル高近辺で終了。今週の経済指標およびコロナ状況、ウクライナ情勢によって揺れ動く展開が想定される。
FRBは9月にも再利上げを目論んでいるようで、インフレ2%の目標達成が景気後退懸念より重要と考えているようだ。トランプ氏指名の理事が多数(6名)を占めているため、バイデン政権に配慮が十分でないからか?
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、133円22銭でドルの買い持ちは54%と2%down。EUR/JPYは136円23銭時点でユーロの買い持ちは56%と1%down。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回れば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。