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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=133.48(8月5日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=133.48(8月5日)
- 2022/8/5
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:133円48銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:132円50銭-133円50銭(ドル弱レンジ)
前日のUSD/JPY実績レンジ:134円42銭-132円77銭-132円98銭(04日)
英中央銀行は政策金利を1.25%から27年ぶりに大幅の0.5%引き上げ1.75%とした。英長期債2年10年の利回りは2019年以来。逆イールドで景気後退か。NYでは、米長期金利の低下やダウ平均の下落が重しとなり、ドル円は132.75円まで安値を更新した。
※8月04日(木)主たる米経済指標の結果
・米週次新規失業保険申請件数 26万件(予想:26.0万件、前回:25.4万件)
予想通り前回25.4万件から増加。コスト削減で人員削減に動く状況が見られ、新規失業保険申請件数が増える傾向にあり、米国経済の景気後退の可能性が大である。
・米6月貿易収支 -796億ドル(予想:-800億ドル、5月:-855億ドル)
明日5日に発表予定の7月雇用統計では、失業率が依然3.6%と過去50年間の低水準。非農業部門雇用者数も25万件と順調な伸びが予想されており、FRBの大幅利上げを正当化する可能性があり、9月にも再利上げが断行される可能性が濃厚となってきた。むろん景気後退のリスクは残るが、FRBはバイデン民主党が11月の中間選挙で負けることを厭わないようだ。
相場の変動に与える影響は、ウクライナの情勢変化、コロナの世界的感染状況の変化、台湾問題、米国経済指標の予想比対結果の数値、インフレ率の動向、これらによって、為替、金利、ダウの上下の変動が影響を与える状況が続いている。現在の時点までは、上げよりも下げに警戒が強い状況が続いているようだ。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、132円67銭でドルの買い持ちは53%と3%down。EUR/JPYは136円00銭時点でユーロの買い持ちは54%と0%up。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回れば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。