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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=136.85(8月23日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=136.85(8月23日)
- 2022/8/23
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:136円85銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:137円25銭-138円25銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:136円70銭-137円65銭-137円47銭(22日)
欧州市場では、ユーロ圏の深刻なエネルギー危機、すなわちロシアのガスプロムは欧州向け主要パイプライン「ノルドストリーム」の供給をロシアは、嫌がらせのように出し惜しみしていることから、オランダの天然ガス先物が一時12%超急騰するなど、欧州天然ガス先物が平均20%高。欧州経済のさらなる重しになると懸念されユーロ売り圧力継続。
NY市場では、今週予定されているジャクソンホール会合を控え、FRBの追加利上げ観測を受けたドル買いが継続しそうだ。米国債利回りは上昇、10年債利回りは一か月ぶりに3%台。今週は、数多くの経済指標発表が相次ぐことから、先は読みにくいが、基本姿勢は、ドル買い、金利上昇、ダウなど世界の株式市場は、頭重い展開になりそうだ。
※米経済指標の発表結果:8月22日(月)
・米7月シカゴ連銀全米活動指数 +0.27(6月:-0.19)
強気なFOMCが9月に再度利上げする可能性が高く、さらに0.75%上げが有力な状況であることは変わらない。これからの経済データ等(特にインフレ市況)などの数値によって、裁量の変化が起きる場合があるが、米リッチモンド連銀のバーキン総裁は講演で、「米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレを目標値に戻すために何でもする」と公約。すなわち、景気後退構わず引き締めと利上げ継続か。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、137円57銭でドルの買い持ちは59%と2%up。EUR/JPYは136円65銭時点でユーロの買い持ちは56%と2%down。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回れば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。