TSR：142円50銭
本日のUSD/JPY予想レンジ：143円10銭-144円10銭
前日のUSD/JPY実績レンジ：141円77銭-143円46銭-143円33銭（23日）

英国は、1972年来の大規模減税受け、財政悪化を懸念しポンド売り加速、ポンド・ドルは、1985年以来の1.10ドル割れとなり、一時、1.0996ドルまで下落した。また、ユーロドルも、0.9700ドル近辺まで売られて2002年10月以来の安値を更新した。

カナダドルは、7月小売売上高が前月比-2.5%（予想：-2.0%）昨年12月来のマイナスに落ち込んだ。下落率は2020年12月来で最大。

NY市場では、長期金利上昇から、景気後退懸念で、ダウ平均が400ドル強下落。しかし、この日発表された米経済指標は、予想を上回り、また米長期金利の急伸もあって全主要通貨に対してドル高となり、ドル円は143円台を回復。

日米の金利差の拡大傾向が続いていることから、日銀の為替介入の程度を懸念するも、円安のトレンドに変わりはなさそうだ。

※欧米重要経済指標等の発表結果：09月23日（金）
・米9月製造業PMI速報値　51.8（予想：51.0、8月：51.5）
・米9月サービス業PMI速報値　49.2（予想：45.5、8月：43.7）
・米9月総合PMI速報値　49.3（予想：46.1、8月：44.6）
・パウエル米FRB議長冒頭あいさつ（FRBイベント、ブレイナード副議長とボウマン理事司会）

年内あと2回のFOMC会合で、100BP近く引き上げ、来年第1四半期にも0.25%の利上げが予想されている。

個人投資家のUSD/JPYのポジションは、143円33銭でドルの買い持ちは77%と2%up。EUR/JPYは138円93銭時点でユーロの買い持ちは55%と1%up。

※注　TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。