TSR：144円40銭
本日のUSD/JPY予想レンジ：143円70銭-144円70銭
前日のUSD/JPY実績レンジ：144円93銭-143円90銭-144円04銭（04日）

欧州市場では、ユーロ圏8月生産者物価指数は予想を上回り、前年比+43.3%となり、欧州株が軒並み大幅高となり、欧州通貨は上げ幅を拡大し、ユーロドルは0.9985ドル、ユーロ円は144.01円まで一時上昇。ポンドドルも1.1487ドルまで一時上値を広げた。

NY市場では、米国の重要経済指標が発表されたが、ほぼ予想通りか若干満たない数値だったが、米債券利回りが、売り疲れからか低下気味で、米国株が軒並み上昇、ダウ平均は800ドル以上上昇した。

日米の金利差の拡大傾向が続いていることから、日銀の再度為替介入を145円レベルで強く警戒するも、ドル高円安のトレンドに若干頭打ちの兆候が見えるか?

※欧州経済指標の発表結果：10月04日（火）
・ユーロ圏8月生産者物価指数　前年比+43.3%（予想：+43.2%、7月：+38.0%）

※米重要経済指標等の発表結果：10月04日（火）
・米8月製造業受注　前月比0%（予想：+0.2%、7月：-1.0%）=景気後退か
・米8月JOLT求人件数　1005.3万件（予想：1107.5万件、7月：1123.9万件）=大幅減少
・米8月耐久財受注改定値　前月比-0.2%（予想：-0.2%、速報値：-0.2%）=低迷

年内あと2回のFOMC会合で、100BP近く引き上げ、来年第1四半期にも0.25%の利上げが予想されていたが、一部景気減速や世界の金融状況から、FRBは大幅連続利上げのペースダウンの可能性が浮上か?

個人投資家のUSD/JPYのポジションは、144円08銭でドルの買い持ちは78%と2%down。EUR/JPYは143円82銭時点でユーロの買い持ちは60%と2%up。

※注　TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。