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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=144.75(10月7日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=144.75(10月7日)
- 2022/10/7
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:144円75銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:144円25銭-145円25銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:144円39銭-145円14銭-145円12銭(06日)
欧州市場では、米債券先物をにらみ、ドル・円は当初伸び悩み。ユーロ対ドルでじり安。
NY市場では、米国の重要経済指標が発表されたが、米新規失業保険申請件数及び失業保険継続受給者数は、両指標とも小幅に市場予想より件数が増加したが、市場は明日8日の米雇用統計を控えて、市場の反応は当初鈍く、じりじりとドル高に動き、同時にダウ平均は徐々に下落した。
日米の金利差の拡大傾向が続いていることから、日銀の再度為替介入を145円レベルで強く警戒するためか、ドル高円安のトレンドに若干頭打ちの兆候が見えていたが、昨晩11時半ごろ、タカ派のミネアポリス連銀の総裁が「利上げ打ち止めにはかなりの道のりがある」と、積極的な利上げの必要性を再表明し、市場の来年の利下げ憶測を一蹴。
このため、米国債相場が続落。10年債利回りは3.74%から3.846%まで上昇し、再利上げ、ドル高続伸のムードが出てきて、一時145円を突破。景気後退の懸念の声は無視か?
【ユーロ圏経済指標】10月06日(木)
・8月小売売上高 前月比-0.3%(予想:-0.3%、7月:-0.4%←+0.3%)=想定通り
※米重要経済指標等の発表結果:10月06日(木)
・米週次新規失業保険申請件数 +21.9万件(予想:20.3万件、前回:19.3万件)=ドルじり安
年内あと2回のFOMC会合で、100BP近く引き上げ、来年第1四半期にも0.25%の利上げが予想されていたが、一部景気減速や世界の金融状況から、FRBは大幅連続利上げのペースダウンの可能性が浮上したが、再び、タカ派のミネアポリス連銀総裁のコメントで、利上げ強硬案続行か?
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、144円90銭でドルの買い持ちは80%と1%up。EUR/JPYは141円92銭時点でユーロの買い持ちは57%と2%down。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。