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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=145.48(10月11日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=145.48(10月11日)
- 2022/10/11
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:145円48銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:145円15銭-146円15銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:145円17銭-145円80銭-145円75銭(10日)
欧州市場では、NY市場が、この日、債券市場が休日であり、東京の金融市場は先物以外休場であったことで、大きな変化のない市場で、先週末米雇用統計を受けたドルの堅調地合いは維持され、またドル円は、日銀の追加介入警戒感で伸び悩む展開が続いた。
NY市場では、米国コロンバスデー祝日のため、株式、為替、商品などは通常取引だが、債券市場は休場であることから、大きくは動きにくい展開となったがドルは小じっかり。
日米の金利差の拡大傾向が続いていることから、日銀の再度為替介入を145円レベルで強く警戒していたが、145円台に乗せても、当局からの円安警告発言も、ドル売り介入の気配もなかった。
しかも前週末の米経済指標の順調な結果を見て、7日にFRBのクック理事は、「インフレは引き続き容認できない高水準を維持しており、物価安定を取り戻すために利上げ継続が必要で、当分、引き締め政策を維持する可能性が強い。」と断言、他の理事たちも同様に利上げ必死の意見を述べていることから、来年序盤にかけて追加利上げを想定しているというタカ派の意見に変化はないようだ。日銀は介入レベルを引き上げたか?
※米重要経済指標等の発表結果:10月10日(月)
特になし
年内あと2回のFOMC会合で、100BP近く引き上げ、来年第1四半期にも0.25%の利上げが予想され、一部景気減速や世界の金融状況から、FRBは大幅連続利上げのペースダウンの可能性が浮上したが、再び、タカ派のミネアポリス連銀総裁のコメント、11月1~2日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも0.75%の利上げが決まるとの観測が強まって、利上げ強硬案続行のようだ。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、145円69銭でドルの買い持ちは81%と1%up。EUR/JPYは141円44銭時点でユーロの買い持ちは56%と1%down。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。