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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=145.65(10月12日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=145.65(10月12日)
- 2022/10/12
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:145円65銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:145円15銭-146円15銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:145円90銭-145円43銭-145円79銭(11日)
NY市場では、国際通貨基金(IMF)は、世界国内総生産(GDP)見通しで23年+2.7%と、前回+2.9%から0.2%ポイント引き下げ、22年、23年の世界インフレ見通しを引上げたことで、最悪期はこれからと警告し、先行きは厳しいとの見解を発表。今後、景気後退リスクの懸念が広がりそうだ。
日本23年GDP見通しは+1.6%と前回+1.7%から下方修正、22年は+1.7%で変わらず。
日米の金利差の拡大傾向が続いていることから、日銀の再度為替介入を145円レベルで強く警戒していたが、145円台に乗せても、当局からの円安警告発言も、ドル売り介入の気配もなかったが、油断できない。
FRBのクック理事は、「インフレは引き続き容認できない高水準を維持しており、物価安定を取り戻すために利上げ継続が必要」との発言。
※米重要経済指標等の発表結果:10月11日(火)
特になし
年内あと2回のFOMC会合で、100BP近く引き上げ、来年第1四半期にも0.25%の利上げが予想され、一部景気減速や世界の金融状況から、FRBは大幅連続利上げのペースダウンの可能性が浮上したが、再び、タカ派のミネアポリス連銀総裁のコメント、11月1~2日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも0.75%の利上げが決まるとの観測が強まって、利上げ強硬案続行のようだ。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、145円82銭でドルの買い持ちは81%と0%up。EUR/JPYは141円65銭時点でユーロの買い持ちは56%と0%up。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。