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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=146.35(10月13日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=146.35(10月13日)
- 2022/10/13
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:146円35銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:146円30銭0-147円30銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:145円73銭-146円97銭-146円89銭(12日)
NY市場では、9月生産者物価指数(PPI)が前月比+0.4%と、3カ月ぶりプラスとなった事で、米10年債利回り3.97%まで上昇し、ドル・円は146円40銭から146円97銭まで上昇した。これは、1998年以降24年ぶり円安・ドル高となった。
さらに、黒田日銀総裁はワシントンで日本の経済はまだ依然パンデミックから回復軌道で、日銀は経済回復を支援する必要があると主張したことも、間接的に円安容認発言ととらえられ、一気に147円に近付いた。
日米の金利差の拡大傾向が続いていることから、145円台に乗せても、日銀当局からの円安警告発言も、ドル売り介入の気配もなかったことが、円安容認と捉えられるが、油断はできない。
※米重要経済指標等の発表結果:10月12日(水)
・米9月生産者物価指数 前月比+0.4%(予想:+0.2%、8月:-0.1%)=ドル買い
・米9月生産者物価コア指数 前月比+0.3%(予想:+0.3%、8月:+0.4%)
・米9月生産者物価指数 前年比+8.5%(予想:+8.4%、8月:+8.7%)=ドル買い
・米9月生産者物価コア指数 前年比+7.2%(予想:+7.3%、8月:+7.3%)
年内あと2回のFOMC会合で、100BP近く引き上げ、来年第1四半期にも0.25%の利上げが予想され、再び、タカ派のミネアポリス連銀総裁のコメント、11月1~2日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも0.75%の利上げが決まるとの観測が強まって、利上げ強硬案続行のようだ。景気後退、ダウ下落の懸念。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、146円70銭でドルの買い持ちは83%と2%up。EUR/JPYは142円48銭時点でユーロの買い持ちは57%と1%up。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。