TSR：147円96銭
本日のUSD/JPY予想レンジ：148円30銭0-149円30銭
前日のUSD/JPY実績レンジ：147円06銭-148円86銭-148円67銭（14日）

NY市場オープン直前では、インフレ懸念からのドル高の地合いが続き、ドル円が約32年ぶり高値圏での堅調な推移を維持した。本邦通貨当局の円買い介入への警戒感は拭えない。

その後、米ミシガン大学が発表した10月消費者態度指数(速報値)が59.8と予想の58.8を上回ったほか、併せて発表した消費者の期待インフレ率が予想を上回ったことでドル買いが強まり、一時148.86円強と1990年8月以来32年ぶりの高値を付け、ドル全面高。

米10年債利回り4%台、2年債利回り4.52%台、2007年来で最高水準。ダウ400ドル強安。日経225先物は、480円下落。

この時点でも、日銀当局や日本政府筋の介入を示唆する発言はなかった。

※米重要経済指標等の発表結果：10月14日(金)
・米9月小売売上高　前月比0%(予想：+0.2%、8月：+0.3%)
・米9月輸入物価指数　前月比-1.2%(予想：-1.1%、8月：-1.0%)
・米10月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値　59.8(予想：58.8、9月：58.6)
・米8月企業在庫　前月比+0.8%(予想：+0.9%、7月：+0.6%)

年内あと2回のFOMC会合で、100BP近く引き上げ、来年第1四半期にも0.25%の利上げが予想され、11月1～2日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも0.75%の利上げが決まるとの観測が強まり、景気後退の懸念。

個人投資家のUSD/JPYのポジションは、148円70銭でドルの買い持ちは85%と1%up。EUR/JPYは144円57銭時点でユーロの買い持ちは59%と1%up。

※注　TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。