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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=149.92(10月21日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=149.92(10月21日)
- 2022/10/21
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:149円92銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:149円70銭-150円70銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:149円56銭-150円29銭-150円18銭(20日)
ドル円:150円29銭と約32年ぶりの高値!
米10年債利回り4.24%と約14年ぶりの高利回り。
欧州市場では、日本時間21:33英トラス首相辞任発表との報道で、英ポンドが対ドルで1.1175から一時1.1306まで急上昇、その後わずか十分で1.1263まで反落となる激しい動き。ポンド一時急上昇も引け値は1.1220。
NY市場では、週次新規失業保険申請件数(10/15)は前週比1.2万件減の21.4万件と、前回22.6万件から増加予想に反し減少し9月中旬来で最小となり、失業保険継続受給者数(10/8)は138.5万人と、増加したが、FRBの大幅利上げを後押しするとの見方が強まり、米10年債利回りは4.24%まで上昇し、ドル反落は底を打ち再び150円台へ。
※米重要経済指標等の発表結果:10月20日(木)
・米先週分新規失業保険申請件数 21.4万件(予想:23.0万件、前回:22.8万件)=ドル買い
・米10月フィラデルフィア連銀製造業景況指数 -8.7(予想:-5.0、9月:-9.9)=ドル売り
・米9月中古住宅販売件数 471万戸(予想:469万戸、8月:480万戸)=ドル中立
・米9月景気先行指数 前月比-0.4%(予想:-0.3%、8月:-0.3%)=ドル売り
ドル円150円ギリギリまで戻したが、本日の米経済指標はまちまちな結果で、本日のところ150円の壁をやっと乗り越えたようだ。しかし・・・
年内あと2回のFOMC会合で、100BP近く引き上げ、来年第1四半期にも0.25%の利上げが予想され、11月1~2日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも0.75%の利上げが決まるとの観測が強まり、景気後退の懸念。現在上下に振れ動いているダウ平均も、次第にその頭を押さえる動きとなり、為替も155円に向かうのではないかと予想する市場関係者も多い。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、150円10銭でドルの買い持ちは87%と1%up、EUR/JPYは146円84銭時点でユーロの買い持ちは61%と0%up。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。