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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=149.00(10月24日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=149.00(10月24日)
- 2022/10/24
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:149円00銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:147円55銭-149円55銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:151円95銭146円18銭-147円71銭(21日)
ドル円:151円95銭と約32年ぶりの高値!
米10年債利回り4.34%と約14年ぶりの高利回り
便乗日銀覆面介入の押し下げでドル急落
欧州市場では、日本時間21:33英トラス首相辞任発表との報道で、英ポンドが対ドルで1.1235近辺から1.1063に急落後、再び1.1313まで急上昇、その後わずか十分で1.1263まで反落となる激しい動き。ポンド急上昇も引け値は1.130近辺。
ドル円は、欧州時間後半からNY時間前半にかけてドルは円に対して急上昇し、一時151.95円と1990年8月以来32年ぶりの高値を更新したものの、NY勢が本格参入する時間帯に入ると一転じりじりと下落。
NY市場では、NY勢が本格参入する時間帯に入るとさらに下落した。理由は、WS紙のティミラオス記者が連続再利上げを狙う強気のFEDに対して、「一部の当局者は過度な景気悪化を警戒し、利上げ減速や来年早々の利上げ停止を求めている」と指摘。その報道を受けて、日銀の覆面介入の噂と相まって、まず2年債から利回りが急低下、その煽りで、ドルは円に対して、5円以上急降下し若干戻して終了。
年内あと2回のFOMC会合で、100BP近く引き上げ、来年第1四半期にも0.25%の利上げが予想され、11月1~2日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも0.75%の利上げが決まり、12月にも0.25%との観測があり、景気後退の懸念。現在上下に振れ動いているダウ平均も、日銀の覆面介入の実施と相まって、急落。155円に向かうのではないかと予想する市場関係者も多かったが、本日は下落に転じた。しかしまだ日米の金利差拡大中であるだけに予断はできない。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、147円70銭でドルの買い持ちは84%と3%down。EUR/JPYは145円66銭時点でユーロの買い持ちは60%と1%down。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。