- Home
- 板垣哲史 本日の$/¥
- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=148.85(10月25日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=148.85(10月25日)
- 2022/10/25
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:148円85銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:148円40銭-149円40銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:145円56銭149円71銭-149円09銭(24日)
ドル円:145円84銭まで日銀の覆面介入で一時急落!
便乗日銀覆面介入の押し下げでドル急落も元の木阿弥!(The wheel comes full circle)
ドル売り・円買い介入への警戒感やドル利上げペース減速への警戒感継続
欧州市場では、20時時点では0.9822ドルと17時時点(0.9834ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ安水準。欧州の各PMIのさえない動きや、対円でのドル買い戻しが鈍い。ドル円はドルは底堅く、介入と思われるドル下落をほとんど取り戻し、一時149円71銭までもどす動き。
NY市場では、シカゴ連銀指標が、予想外のプラスでもみあい、ドルの底が次第に堅くなったが、PMIが共に予想より悪く、ドルの買い戻し傾向が止まってしまい下げに転じたが、それでもほぼ149円近辺のレベルをキープした。
※この日の主たる米国の経済指標:10月24日(月)
・米9月シカゴ連銀全米活動指数 0.1(8月:0.00)=若干ドル買い
・米10月製造業PMI速報値 49.9(予想:51.0、9月:52.0)=ドル売り
・米10月サービス業PMI速報値 46.6(予想:49.4、9月:49.3)=ドル売り
年内あと2回のFOMC会合で、100BP近く引き上げ、来年第1四半期にも0.25%の利上げが予想され、11月1~2日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも0.75%の利上げが決まり、12月にも0.25%との観測があり、景気後退の懸念。
現在上下に振れ動いているダウ平均も、前日の日銀の覆面介入終了と共に149円台まで上昇し、元の木阿弥。
155円に向かうのではないかと予想する市場関係者も依然多く、まだ日米の金利差拡大中であるだけにドル高再燃の可能性は高く、予断はできない。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、148円70銭でドルの買い持ちは86%と1%up。EUR/JPYは147円13銭時点でユーロの買い持ちは61%と1%up。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。