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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=146.00(10月28日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=146.00(10月28日)
- 2022/10/28
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:146円00銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:146円00銭-147円00銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:146円93銭145円10銭-146円19銭(27日)
欧州市場では、欧州中央銀行(ECB)は、深刻なインフレ状況を懸念して、2会合連続で政策金利を0.75ポイント引き上げ2.00%に決定。結果は、市場予想通りでユーロは弱含みに推移。
NY市場では、米長期金利の低下に伴いドル買いも失速した。朝方は米国の7-9月期国内総生産(GDP)がプラスに改善したためドル買いが一時再燃したが、流れは、金利安、ドル安のトレンドで変わらなかった。米・7-9月期国内総生産(GDP)速報値は前期比年率+2.6%と、今年上半期2四半期のマイナス成長からプラス成長に回復。ダウは一時500ドル以上の上昇。
※この日の主たる米国の経済指標:10月27日(木){結果マチマチ}
・欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表:+0.75P(予想0.75P引き上げ)政策金利2%となる
・米7-9月期GDP速報値 前期比年率+2.6%(予想:+2.4%、4-6月期:-0.6%)(ダウ上昇)
・米先週分新規失業保険申請件数 21.7万件(予想:22.0万件、前回:21.4万件)
・米9月耐久財受注速報値 前月比-0.5%(予想:+0.6%、8月:-0.2%)
・ラガルドECB総裁会見「明確に景気の下方が見られる」{ユーロ一段安}
年内あと2回のFOMC会合で、100BP近く引き上げ、来年第1四半期にも0.25%の利上げが予想され、11月1~2日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも0.75%の利上げがほぼ決まり、12月にも0.25%との観測があったが、景気後退の懸念でFRBは利上げは弱気に転換か?
インフレ抑制目的の為の予定通りの利上げは、困難か?微妙になってきた!
まだ日米の金利差拡大中であるだけにドル高再燃の可能性は高く、155円に向かうのではないかと予想する市場関係者も依然多く、予断はできない。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、146円24銭でドルの買い持ちは83%と2%down。EUR/JPYは145円82銭時点でユーロの買い持ちは59%と2%down。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。