TSR：147円00銭
本日のUSD/JPY予想レンジ：147円00銭-148円00銭
前日のUSD/JPY実績レンジ：145円99銭147円86銭-147円46銭（28日）

欧州市場では、ドル円は146円から147円86銭まで反騰し147円50銭近辺でもみ合い。しかしながら日銀の緩和政策が維持され、円安に振れやすい地合いに変わりはない。米10年債利回りは、一時4%を切ったが先高観は依然としてあるが、ドル買いは強まっておらず、ドル円は前半では上値が重い。

NY市場では、来週1～2日のFOMCを控え追加利上げを織り込み長期金利上昇に伴うドル買いが再開したが、発表された米経済指標が、ほぼ予想通り順調な数値を示したことで、じりじりとした上げにとどまった。が、ダウは強く反応して800ドル強の上昇となった。

※この日の主たる経済指標：10月28日（金）結果ほぼ予想通り
・独9月消費者物価指数速報値　前年比+10.4%、過去最大の伸び
・米7-9月期雇用コスト指数　前期比+1.2%（予想：+1.2%、1-3月期：+1.3%）
・米9月コアPCE価格指数　前年比+5.1%（予想：+5.2%、8月：+4.9%）
・米9月個人所得　前月比+0.4%（予想：+0.4%、8月：+0.3%）
・米9月個人消費支出（PCE）　前月比+0.6%（予想：+0.4%、8月：+0.4%）
・米9月中古住宅販売成約指数　前月比-10.2%（予想：-4.0%、8月：-2.0%）
・米10月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値　59.9（予想：59.6、速報値：59.8）

年内あと2回のFOMC会合で、100BP近く引き上げ、来年第1四半期にも0.25%の利上げが予想され、11月1～2日の米連邦公開市場委員会（FOMC）でも0.75%の利上げがほぼ決まり、12月にも0.25%との観測があったが、景気後退の懸念で、来週のFOMCでインフレ抑制目的の為の予定通りの利上げとなるかどうか注目が集まる。

まだ日米の金利差拡大中であるだけにドル高再燃の可能性は高く、155円に向かうのではないかと予想する市場関係者も依然多く、予断はできない。

個人投資家のUSD/JPYのポジションは、147円45銭でドルの買い持ちは84%と1%up。EUR/JPYは146円92銭時点でユーロの買い持ちは60%と1%up。

※注　TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。