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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=148.02(11月4日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=148.02(11月4日)
- 2022/11/4
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:148円02銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:148円05銭-149円05銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:147円11銭148円45銭-148円28銭(03日)
今夜発表される米国10月の雇用統計を控えて発表まで動きづらい展開か。
欧州市場では、前日前半のリスク回避のドル売りは、時間外取引で米10年債が利回り上昇で動意を再開したことを反映し、徐々にドルの買い戻しの流れが顕著になった。英中央銀行MPCは政策金利を2.25%から3.00%に引き上げることを決定したが、ポンド・ドルは一時1.1199ドルまで下落。英中銀が今後2年間のリセッション予想発表が追い打ち。
NY市場ではインフレ阻止のための利上げ継続懸念から米債券利回りが上昇。本日の米経済指標も総じて、厳しい結果が示され、ダウ平均は小幅ではあったが、続落した。
※この日の主たる米国の経済指標:11月03日(水)結果予想一致と下振れ!
・週次新規失業保険申請件数 +21.7万件(予想:22万件、前回:21.7万件)
・9月貿易収支 -733億ドル(予想:-723億ドル、8月:-674億ドル)
・7-9月期非農業部門労働生産性速報値 前期比年率+0.3%(予想:+0.5%)
・10月ISM非製造業景況指数 54.4(予想:55.3、9月:56.7)
・9月製造業受注 前月比+0.3%(予想:+0.3%、8月:0.0%)
・9月耐久財受注改定値 前月比+0.4%(予想:+0.4%、速報値:+0.4%)
2日のFOMC会合で、予定通り0.75%引き上げた。今後12月0.50%、来年第1四半期にも0.25%の利上げ減速がありうることを示唆したが、強硬姿勢は変わらず。
まだ日米の金利差拡大中であるだけにドル高再燃の可能性は高く、155円に向かうのではないかと予想する市場関係者はやや少数となってきたが、予断はできない。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、148円37銭でドルの買い持ちは84%と1%UP。EUR/JPYは145円55銭時点でユーロの買い持ちは56%と0%down。
10月雇用統計で失業率は依然50年ぶりの低水準付近が維持される見込み。よって、FRBの利上げ継続する方針を後押しする可能性が強い。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。