TSR：139円85銭
本日のUSD/JPY予想レンジ：140円25銭-131円25銭
前日のUSD/JPY実績レンジ：138円82銭-140円77銭-140円12銭（14日）

アジア欧州市場では前々日のNYのドル急落から徐々にドルが対円で140円手前まで買い戻された。NY市場オープン直前に一時140円23銭まで買い戻されたが、一旦沈んだ。
NY市場では、140円割れから、再び140円台へドルが底堅く買い戻され、米長期金利も底堅い動きに変わってきた。週末発表されたCPI数値が予想の8%より0.3%しか低い数値に対して、市場の週末の反応はあまりに過激すぎたのかもしれない。

※本日の欧米市場の経済指標等11月14日（月）特になし

今後のFOMCの会合で、12月0.50%、来年1月にも0.25%の利上げが予定されていると市場は想定していたが、上げ幅の縮小などがありうることを当局は示唆しているが、まだ予断は許せない。少なくとも、金利を下げるという話は全くないので、ドルは底堅い。
米中間選挙は上下院での結果が民主党の意外な善戦で、上院は民主党、下院は共和党のねじれ国会となりそうで、金融政策のかじ取りに混乱が起こりそうだ。

個人投資家のUSD/JPYのポジションは、140円05銭でドルの買い持ちは75%と1%down。EUR/JPYは144円60銭時点でユーロの買い持ちは53%と1%up。

※注　TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。