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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=141.20(11月22日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=141.20(11月22日)
- 2022/11/22
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:141円20銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:141円70銭-142円70銭(ドルレンジ)
前日のUSD/JPY実績レンジ:142円25銭-140円16銭-142円09銭(21日)
欧州外国為替市場でドル円は一段高。時間外の米10年債利回りが上昇に転じたことに誘発されたことにあり、20時時点では141.65円と17時時点(140.85円)と比べて80銭程度のドル高水準だった。直近のレジスタンスだった140円台半ばをブレイクしたことをきっかけに、上方向を期待した買いやストップロスなども重なって上値を追う展開に。
NY市場では、FRBの追加利上げ織り込みながら、ドル・円は、142.05円まで、一時ドル続伸。その後、米10月シカゴ連銀全米活動指数は-0.05と、9月0.10から予想外に6月来のマイナスとなったことで、10年債利回りは3.8%まで低下し、ドル買いもいったん後退。ドル・円は142円00銭から141円65銭まで下落。ユーロ・ドルは1.0226ドルの安値から1.0250ドルまで上昇した。ポンド・ドルは1.0805-10ドルの安値圏でもみ合い。
日銀は、今年の貿易赤字が20兆円規模まで拡大する可能性があり、さらなる介入を準備しているようだが、日米の金利差が縮小する気配がない現状では、基本円安が続きそうだ。
※本日の欧米市場の経済指標等 11月21日(月)
・22:30 米10月シカゴ連銀全米活動指数 -0.05(9月予想:0.10)=予想外のドル売り
・01:30 米財務省・2年債入札 高落札利回りは4.513%。順調
・03:00 米財務省・5年債入札 10年債利回り3.83%台に戻す
今後のFOMCの会合で、12月0.50%、来年1月にも0.25%の利上げが予定されていると市場は想定していたが、強気のFRBは、さらに政策金利を5%まで引き上げることを市場は、織り込み始めたようで、ドル買いが優勢となる
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、142円03銭でドルの買い持ちは77%と2%up。EUR/JPYは145円59銭時点でユーロの買い持ちは57%と2%up。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。