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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=141.65(11月23日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=141.65(11月23日)
- 2022/11/23
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:141円65銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:140円90銭-142円10銭(ドルレンジ)
前日のUSD/JPY実績レンジ:142円24銭-141円08銭-141円20銭(22日)
NY市場では、FRBの追加利上げ織り込みながら、経済協力開発機構(OECD)は世界経済見通しで23年の世界経済が大幅な成長減速を予想しているが、リセッションは見込んでいない。しかし欧州で景気後退が加速すると見ており、ユーロ売り圧力となると見られる。
また、中国はコロナ急拡大により、中国都市封鎖を拡大していることはさらなる世界経済の景気抑制となるだろうとの見解。
FRBメンバーはインフレが高過ぎ、FRBがインフレ抑制する利上げを継続する必要性を強調すると見られ、タカ派の姿勢を崩していない。すなわち12月、1月の利上げは必須との見解を変えていないことで、再び150円台の可能性が高まった。
本日、日本が勤労感謝の日の祝日で休場ということもあり、市場参加者が少なくアジア市場では、141.20円近辺で動意が鈍い。
日銀は、今年の貿易赤字が20兆円規模まで拡大する可能性があり、さらなる介入を準備しているようだが、日米の金利差が縮小する気配がない現状では、基本円安が続きそうだ。
※本日の[欧米市場の経済指標等]11月22日(火)
・11月リッチモンド連銀製造業指数:-9(予想:-8、10月:-10)
・ユーロ圏・11月消費者信頼感指数速報値(予想:-26.0、10月:-27.6)
・メスター米クリーブランド連銀総裁討論会あいさつ(賃金とインフレ)
今後のFOMCの会合で、12月0.50%、来年1月にも0.25%の利上げが予定されていると市場は想定していたが、強気のFRBは、さらに政策金利を5%まで引き上げることを市場は、織り込み始めたようで、ドル買いが一時優勢となる
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、140円40銭でドルの買い持ちは75%と0%up。EUR/JPYは144円87銭時点でユーロの買い持ちは55%と0% up。