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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=138.45(11月29日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=138.45(11月29日)
- 2022/11/29
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:138円45銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:138円45銭-139円45銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:139円47銭-137円50銭-138円91銭(28日)
欧州市場では、ユーロが一転して米10年債利回りの低下を支えに、大幅上昇、一時ユーロは、1.04ドル台を回復。原油は、中国のゼロコロナ政策で、国民の抗議拡大が懸念され、結果、景気後退から、原油は需要が減少を先取り年初来最安値。
NY市場では、欧州通貨高でドルが軟調に推移した。ドル指数は需要な節目である200日移動平均水準を試す水準となった。今週予定されている米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演や雇用統計の発表待ちでドルは揉み合いか。
※11月28日(火)の欧米市場の経済指標等
・米11月ダラス連銀製造業活動指数 -14.4(予想:-23.0、10月:-19.4)=改善
・ウィリアムズNY連銀総裁講演=タカ派発言でドル買い戻し
・ブラード米セントルイス連銀総裁インタビュ=タカ派発言でドル買い戻し
29日朝発表された10月失業率は、2.6%で市場予想の2.5%を上回った。
FRB高官はインフレが依然高過ぎ、歴史的にも大幅な利上げにもかかわらずインフレの鈍化ペースは想定以上に遅いとの見解。引き続きインフレ抑制の利上げが必要との見方で、最終的に利上げを終了する水準は想定されていた水準を上回る可能性に言及している。ブラード総裁は最低で5%-5.25%まで引き上げる必要があると見ており、最悪で7%まで引き上げる可能性に言及しており、引き続きドル下値を支える。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、138円79銭でドルの買い持ちは71%と1%down。EUR/JPYは143円55銭時点でユーロの買い持ちは54%と1%down。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします