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板垣哲史-きょうの戦略$/¥=138.60(11月30日)
- 2022/11/30
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:138円60銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:138円25銭-139円25銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:139円35銭-137円87銭-138円63銭(29日)
欧州市場では、米金利の低下のともないドル売り先行、ドル・円は、138円41銭から一時137円93銭まで下落したが、米金利が戻し始めて、ドル買いが優勢気味になって、138円台を回復した。
NY市場では、日本時間29日午後11時に発表された米連邦住宅金融局(FHFA)の9月住宅価格指数は予想外に、前月比+0.1%となり、ドル続伸し、ドル円は、一時138円84銭までドルが買われ、米債券利回りも上昇に転じ始めた。全般に大きな動きはなかったが、依然FRBはインフレを強く懸念しており、ドル買いは根強いようだ。
※11月30日(水)の欧米市場の経済指標等
・ユーロ圏11月景況感指数 93.7(予想:93.0、10月:92.7←92.5)
・米9月FHFA住宅価格指数 前月比+0.1%(予想:-1.3%、8月:-0.7%)=ドル買い
・米9月S&PコアCS20都市住宅価格指数 前年比+10.43%(予想:+10.45%、8月:+13.08%)
・米11月消費者信頼感指数 100.2(予想:99.9、10月:102.5)=かなり安定
FRB高官はインフレが依然高過ぎ、歴史的にも大幅な利上げにもかかわらずインフレの鈍化ペースは想定以上に遅いとの見解。引き続きインフレ抑制の利上げが必要との見方で、最終的に利上げを終了する水準は想定されていた水準を上回る可能性に言及している。ブラード総裁は最低で5%-5.25%まで引き上げる必要があると見ており、最悪で7%まで引き上げる可能性に言及しており、引き続きドル下値を支える。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、138円75銭でドルの買い持ちは71%と0%down。EUR/JPYは143円22銭時点でユーロの買い持ちは54%と0%down。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。