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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=138.50(12月1日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=138.50(12月1日)
- 2022/12/1
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:138円50銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:137円50銭-138円50銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:139.89円33銭-137円65銭-138円07銭(30日)
欧州市場では、米10年債利回りは3.73%前半、ダウ先物は30ドル超高となり、ドル円は買いが優勢。本日の東京仲値前につけた138.94円を上抜けると、139.04円まで日通し高値を更新し、さらに上昇の気配。
NY市場では、オープン前に発表された11月ADP雇用統計は予想を下回り12.7万人となり、ドル対円で137円半ばまで下落。その後、米7-9月期GDP改定値が予想上回る伸びとなるなど好調な指標の発表が相次ぎ、再び139円台突入。その後、11月シカゴ購買部協会景気指数が37.2(予想47)と予想を下回るも、139円台をキープ。
その後、パウエルFRB議長が、「利上げペースを緩める時期は早ければ12月となる可能性を指摘した」ことを受けてベージュブックも物価上昇ペース減速示し、ドル売りが優勢となり、138.09円まで弱含んだ。
※11月30日(水)の欧米市場の経済指標等
・米11月ADP雇用統計 +12.7万人(予想:+20.0万人、10月:+23.9万人)=$反落
・米7-9月期GDP改定値 前期比年率+2.9%(予想:+2.8%、速報値:+2.6%)=$買い
・米10月卸売在庫速報値 前月比+0.8%(予想:+0.5%、9月:+0.6%)=$買い
・米7-9月期個人消費改定値 前期比年率+1.7%(予想:+1.6%、速報値:+1.4%)=$買い
・米11月シカゴ購買部協会景気指数 37.2(予想:47.0、10月:45.2)=$小反落
・米10月JOLT求人件数 1033.4万件(予想:1030.0万件、9月:1071.7万件)
・米10月中古住宅販売成約指数 -4.6%(予想:-5.3%、9月:-10.2%)
・02:35 クック米FRB理事討論会参加(経済・金融政策の見通し)
・03:30 パウエル米FRB議長討論会参加(経済と労働市場) =$売り
・04:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
FRB高官はインフレが依然高過ぎ、歴史的にも大幅な利上げにもかかわらずインフレの鈍化ペースは想定以上に遅いとの見解。引き続きインフレ抑制の利上げが必要との見方で、最終的に利上げを終了する水準は想定されていた水準を上回る可能性に言及している。ブラード総裁は最低で5%-5.25%まで引き上げる必要があると見ており、最悪で7%まで引き上げる可能性に言及しており、引き続きドル下値を支える。ただ昨晩から強気に変化が見られた。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、137円35銭でドルの買い持ちは69%と2%down。EUR/JPYは143円22銭時点でユーロの買い持ちは54%と0%down。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。