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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=136.35(12月2日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=136.35(12月2日)
- 2022/12/2
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:136円35銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:134円90銭-135円90銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:138円09銭-135円09銭-135円25銭(01日)
NY市場では、前日、パウエルFRB議長が、「利上げペースを緩める時期は早ければ12月となる可能性を指摘した」ことを受けてベージュブックも物価上昇ペース減速示し、ドル売りが優勢となり、この日も、FRBの利上げ減速を織り込みドル売り優勢で、この日発表された米経済指標の結果も思わしくなく、ドル円は一時135円前半までドルが売られた。
※12月1日(木)の欧米市場の経済指標等
・米10月個人所得 前月比+0.7%(予想:+0.4%、9月:+0.4%)
・米10月個人消費支出(PCE) 前月比+0.8%(予想:+0.8%、9月:+0.6%)
・米10月コアPCE価格指数 前年比+5.0%(予想:+5.0%、9月:+5.1%)
・米先週分新規失業保険申請件数 22.5万件(予想:23.5万件、前回:24.0万件)
・米11月製造業PMI改定値 47.7(予想:47.6、速報値:47.6)
・米11月ISM製造業景況指数 49.0(予想:49.7、10月:50.2)
・米10月建設支出 前月比-0.3%(予想:-0.2%、9月:+0.2%)
FRB高官はインフレが依然高過ぎ、歴史的にも大幅な利上げにもかかわらずインフレの鈍化ペースは想定以上に遅いとの見解。引き続きインフレ抑制の利上げが必要との見方で、最終的に利上げを終了する水準は想定されていた水準を上回る可能性に言及している。ブラード総裁は最低で5%-5.25%まで引き上げる必要があると見ており、最悪で7%まで引き上げる可能性に言及しており、引き続きドル下値を支える。ただ利上げペースの減速についての議長発言から、強気に変化が見られ、金利が頭打ち傾向となり、ドルが売られ、ダウも小幅に下げた。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、135円22銭でドルの買い持ちは67%と2%down。EUR/JPYは142円33銭時点でユーロの買い持ちは53%と1%down。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。