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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=137.12(12月8日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=137.12(12月8日)
- 2022/12/8
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:137円12銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:136円45銭-137円45銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:137円86銭-136円39銭-136円55銭(07日)
欧州市場で、ユーロ圏・7-9月期GDP確定値は予想を上回り、前年比+2.3%に上方修正となり、ユーロ買いドル売り。ユーロドルは1.0505ドル、ユーロ円は144.41円まで上昇した。
NY外為市場では、労働コストの伸びが予想以上に減速したため米国債相場は上昇。米10年債利回りが3.42%台まで利回りは低下し、ドル売りが優勢となっている。ドル円は一時136.39円まで弱含み、ユーロドルは1.0549ドル、ポンドドルは1.2219ドル、豪ドル/ドルは0.6716ドルまで上値を伸ばした。
※12月7日(水)欧米市場の為替相場動向
・米7-9月期非農業部門労働生産性改定値 前期比年率+0.8%=ドル続落(予想:+0.6%、速報値:+0.3%)
・米7-9月期単位労働コスト改定値 前期比年率+2.4%=米債券市場利回り低下(予想:+3.1%、速報値:+3.5%)
・05:00 米10月消費者信用残高 +270.78億ドル(予想:+280.00億ドル、9月:+249.76億ドル)
FRB高官はインフレが依然高過ぎ、歴史的にも大幅な利上げにもかかわらずインフレの鈍化ペースは想定以上に遅いとの見解。引き続きインフレ抑制の利上げが必要との見方で、最終的に利上げを終了する水準は想定されていた水準を上回る可能性に言及している。12月14日のFOMC最終日の政策金利が、予想通り0.5%の引き上げとなるか?
日米の金利差は、開く方向は変わらず、インフレ傾向はまだ収まりを明確には見せず、日米の金利差は拡大の方向にあることから、潜在的ドル買いは根強く、まして、米金利を下げる状況では全くないはずだが?
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、136円38銭でドルの買い持ちは67%と1%down。EUR/JPYは143円38銭時点でユーロの買い持ちは54%と0%down。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。