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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=136.24(12月12日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=136.24(12月12日)
- 2022/12/12
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:136円24銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:135円90銭-136円90銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:135円61銭-136円90銭-136円67銭(09日)
欧州外為市場でドル円は弱含み。22時時点では135.79円と20時時点(136.07円)と比べて28銭程度のドル安水準まで、一時下落。11月米卸売物価指数(PPI)の発表待ち。ユーロ円は22時時点では143.35円と20時時点(143.68円)と比べて33銭程度のユーロ安水準、ドル円も弱含みに推移したことで、一時143.17円まで下値を広げた。
NY外為市場では、予想を上回った(PPI)を受けてドル買いとなり、ドル円は発表後につけた136.68円近辺を戻り高値に136円前後まで押し戻されたが、再びドルが買われ、136円88近辺まで対円でドルが一時買い戻されたがやや失速と上下に揺れる展開。
※12月9日(金)米国市場の為替相場動向
・11月生産者物価指数 前月比+0.3%(予想:+0.2%、10月:+0.2%)
・11月卸売物価指数(PPI) 前年同月比7.4%(予想:+7.2%、前回:8.0%)=ドル買い
・12月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値 59.1(予想:56.9、11月:56.8)=予想上振れも1年期待インフレが予想外に低下でもみ合い
・10月卸売在庫改定値 前月比+0.5%(予想:+0.8%、速報値:+0.8%)
FRB高官はインフレが依然高過ぎ、歴史的にも大幅な利上げにもかかわらずインフレの鈍化ペースは想定以上に遅いとの見解。引き続きインフレ抑制の利上げが必要との見方で、最終的に利上げを終了する水準は想定されていた水準を上回る可能性に言及している。12月14日のFOMC最終日の政策金利が、予想通り0.5%の引き上げとなるか?
日米の金利差は、開く方向は変わらず、インフレ傾向はまだ収まりを明確には見せず、日米の金利差は拡大の方向にあることから、潜在的ドル買いは根強く、まして、米金利を下げる状況では全くないはずだが?
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、136円59銭でドルの買い持ちは67%と0%down。EUR/JPYは143円85銭時点でユーロの買い持ちは54%と0%down。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。