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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=136.28(12月14日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=136.28(12月14日)
- 2022/12/14
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:136円28銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:135円35銭-136円35銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:137円97銭-134円66銭-135円62銭(13日)
欧州市場は、オープン時では、欧州外国為替市場でユーロドルはさえない。米長期金利の低下が一服したことを受け、欧州勢の参入後に進んだドル売りの流れも落ち着いた。対ユーロではドルの買い戻しが進み、一時1.0528ドルまで本日安値を更新した。
NY外為市場では、日本時間13日午後10時30分に発表された米11月消費者物価指数は予想を下回り、前年比+7.1%となったことで、CPIショックで、ドルが急落。欧州市場開始時に高値137円94銭付けたものの米CPIの発表後、ドル円は一時134円66銭までドルが売られた。同時にナスダックは4%急伸、ダウ平均も一時34,630ドルと約631ドルに急伸。その後、相場は戻し、円は5円台、ダウは約100円高で終了。本日のFOMCの結果に注目。
※12月13日(火)欧米市場の相場関連動向
・米11月消費者物価指数 前年比+7.1%(予想:+7.3%、10月:+7.7%)
・米財務省30年債入札
・米連邦公開市場委員会(FOMC、14日まで)
FRB高官はインフレが依然高過ぎ、歴史的にも大幅な利上げにもかかわらずインフレの鈍化ペースは想定以上に遅いとの見解。引き続きインフレ抑制の利上げが必要との見方で、最終的に利上げを終了する水準は想定されていた水準を上回る可能性に言及していた。しかし、米CPIの本日の結果が予想を下回ったことで、利上げムードが一変したようだ。12月14日のFOMC最終日の政策金利が、予想通り0.5%の引き上げは困難になりそうだ。
日米の金利差は、開く方向は変わらず、インフレ傾向はまだ収まりを明確には見せず、日米の金利差は拡大の方向にあることから、潜在的ドル買いは根強く、まして、米金利を下げる状況では全くないはずだ。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、135円65銭でドルの買い持ちは66%と2%down。EUR/JPYは144円13銭時点でユーロの買い持ちは54%と1%down。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。